ライセンスの種類と内容
FirstClassを導入するにはライセンスが必要です。そのライセンスについてご説明いたします。(2009/10/26現在)
FirstClassライセンスの概要
ライセンスには、以下の種類があります。
各ライセンスには、4つの価格区分があります(詳細は価格表をご参照ください)。
- 企業・一般
- 行政・団体
- 大学・専門学校
- 幼・小・中・高等学校
ライセンスご購入時の費用には、ライセンス登録日から1年間の「年間更新契約」料が含まれています。年間更新契約期間中には、以下のサービスを受けることができます。
- ソフトウェアメンテナンス(アップグレードソフトウェア、サービスパック等のご提供)
- Q&A技術サポート など
ライセンスの種類
サーバライセンス
サーバマシン用のライセンスです。サーバマシン1台につき1ライセンス必要になります。
- 新規ご購入のサーバライセンスには、5 レギュラーユーザライセンスと2 セッションライセンスが含まれています。
- 1つのサーバには最小で10 レギュラーユーザライセンスの購入が必要です。
- 上記の組み合わせ(サーバライセンス×1、レギュラーユーザライセンス×10)が、ご購入時の最小単位(基本パック)となります。基本パックをご購入いただいた際、有効となるライセンスは合算すると以下のようになります。
- サーバライセンス×1
- レギュラーユーザライセンス×15
- セッションライセンス×2
- サーバを2台以上稼働させる場合は、利用台数分のサーバライセンスと各サーバに必要なユーザライセンス数をご購入ください。
- サーバライセンスを取得することで、サーバにシリアル番号が渡されます。ユーザライセンスはサーバのシリアル番号に対して発行いたします。ユーザライセンスは目的のサーバシリアル番号と一致することで有効になります。
- シリアル番号を持ったサーバ同士はFirstClass のゲートウェイ機能を使って、それぞれのサーバ内の会議室や掲示板、フォルダ内のメッセージやファイルを自動的に同期させることができます。
ユーザライセンス
FirstClassを利用するユーザに必要なライセンスです。次の2種類があります。
レギュラーユーザライセンス
- レギュラーユーザライセンスは登録できる「正規ユーザ」の数を決めるライセンスです。
- レギュラーユーザライセンスは10 ライセンス以上、5 ライセンス単位で購入できます。
セッションライセンス
- セッションライセンスは同時に接続できる「リモートユーザ」の最大数を決めるライセンス形態です。
- セッションライセンスに対して登録できるリモートユーザ数は無制限です。同時に接続できるリモートユーザ数はセッションライセンス数までです。
- セッションライセンスは1 単位でご購入できます。
標準のFirstClass サーバの同時接続数はレギュラーユーザとリモートユーザの合計で最大500 セッションです。同時接続数が500 人を超える場合は「High Capacity Server ライセンス」を稼動中のサーバに追加することでFirstClass サーバの性能を拡張することができます。
レギュラーユーザライセンスとセッションライセンスは、併用してご利用になることができます。アクセス状 況や用途に応じて組み合わせてご利用ください。標準サーバで同時に500 セッションまで可能なFirstClass サーバの機能を最大限にご利用いただくためには、レギュラーユーザライセンスを中心に組み合わせることをお勧めいたします。
セッションライセンスをレギュラーユーザライセンスに交換することができます。1セッションライセンスと15 レギュラーライセンスの比率で交換いたします。レギュラーユーザライセンスをセッションライセンスに変更することはできません。
クライアントについて
クライアントソフトウェアは、お客様であるサーバ管理者がユーザに対して自由に配布することができます。また、インストールするクライアントPCの台数に制限はありません。
FirstClassのユーザライセンス数はサーバへの登録人数で決定されますので、FirstClassクライアント・Webブラウザ・携帯電話などのサーバへアクセスするソフトウェアには依存しません。
オプションライセンス
次のライセンスはオプションです。必要に応じてご購入ください。
High Capacity Serverライセンス
- 同時セッション数の拡張
FirstClass サーバ1台へ同時に501 セッション以上接続するためには、High Capacity Server ライセンスをご利用ください。同時接続数2,500セッションまで可能になります。サーバマシンの性能や接続する回線速度とあわせてご検討ください。 - 登録グループ数の拡張
FirstClass の標準サーバの登録できるグループ数は600 個迄です。High Capacity Server ライセンスをインストールすることで、32,767 グループまで拡張することができます。
VLS (Very Large Server)ライセンス
- 同時セッション数の拡張
FirstClass サーバ1台へ同時に2,501セッション以上接続するためには、VLSライセンスをご利用ください。サーバマシンの性能や接続する回線速度とあわせてご検討ください。
※VLSライセンスを登録したサーバを実行中は、ミラーリング機能を利用できません。
※Mac OS X、LinuxではVLSライセンスを利用することはできません。
FirstClass Log Analyzer ライセンス
- FirstClass の統計値ログファイルをビジュアルに、スピーディーに集計するログ解析ツールです。FirstClass の統計値ログファイルをLog Analyzer でログ解析を行うことができます。
- Log Analyzer ライセンスには通常版のLog Analyzer ライセンスとHigh Capacity Server サーバ向けLog Analyzer for High Capacity Site ライセンスの2 種類があります。
アーカイブサービス ライセンス
FirstClass アーカイブサービスは、各種規制やコンプライアンスの問題に対応します。
メールやその他の個人情報はより厳格な取り扱いが求められ、内部統制構築のために書き換えできないデータとして確実に保存します。
FirstClassアーカイブサービスは、FirstClass の特長を生かしたアドオンサービスです。
FirstClassのコアサーバとゲートウェイで接続されたアーカイブサーバに、以下の情報を安全・確実に保管します。
- 指定したユーザが宛先又は差出人になっているメッセージ
- 共有会議室宛のメッセージ
- 記録したチャット会話記録
- 共有カレンダーの予定
単一のオブジェクトを効率的にバックアップまたは復元できる機能や、検索機能を用意しています。
アーカイブサービスを利用するにはデータを保存できるだけの容量を備えた専用のサーバが必要です。
10ユーザはまでは標準サーバの機能で利用できます。
11ユーザ以上ご利用になるには別途ライセンスが必要になります。
Synchronization Services (同期サービス)ライセンス
FirstClass Synchronization Services(同期サービス)を利用すると、ActiveSyncに対応したスマートフォンやタブレットPCとカレンダーやコンタクトの同期をおこなうことができます。
ActiveSyncは、ユーザデータをサーバと同期する方法として、スマートフォンやタブレットPCがサポートしている業界標準のプロトコルです。
管理者がFirstClass同期サービスをインストールしているサーバでは、FirstClassのカレンダーの予定、ToDo及びコンタクトを最大4つのデバイスと同期ができます。
同期先として、携帯電話、スマートフォン、PDA、標準的な電子メールクライアントなどを選択できます。
Synchronization Services(同期サービス)は50ユーザ迄は無料で利用できます。
51ユーザ以上接続する場合は別途ライセンスが必要になります。
FirstClass Synchronization Services はWindows Serverに対応しています。