株式会社エフ・シー・マネジメント

コミュニティ

コミュニティについて

コミュニティは、共通の関心を持つユーザのグループの活動を支援します。例えば、自分の所属する部署の全員が参加するコミュニティを作成できます。また、特別な予算プロジェクトに関わる全スタッフのコミュニティや、スキー愛好者のコミュニティを作ることもできます。コミュニティを利用すると、グループの中でディスカッションに参加したり情報を共有したりできます。コミュニティと会議室は、ほとんど同じ目的で利用できます。コミュニティでは、共同で作成するwikiを利用することもできます。

自分のニーズに合うコミュニティを作成できます。他のユーザが作成したコミュニティに招待されることもあります。他のユーザの作成したコミュニティでは、あなたがコミュニティ内で実行できることをコミュニティの所有者が定義しています。例えば、単に情報を公開するために設計されたコミュニティでは、あなたは参照のみ可能で投稿を禁止されていることがあります。

ホームページには、現在所属しているすべてのコミュニティとともに、他のホームページのコンテナも表示されます。コミュニティに所属しているユーザを表示するには、コミュニティを開き、メニューから［メンバー］を選択します。

コミュニティで実行できる操作

コミュニティ内で実行できる作業は、次の通りです。

• ディスカッションをする
• コミュニティのメンバーにとって関心がありそうなファイルをアップロードする
• wikiを作成および更新する
• サーバに接続していないときにコミュニティの活動をトラッキングする

コミュニティ、［フィード］、［ファイル］、［wiki］の3つのセクションで構成されています。コミュニティを開いた時にはフィードが表示されます。セクションのタイトルをタップするとプロファイルといった他のセクションにアクセスすることができます。

フィード

フィードとは、コミュニティのすべての活動を新しい順に表示したリストです。この画面からディスカッションを開始できます。コメントが追加されたフィードの投稿は、会議室内の返信付きメッセージと同じようにスレッド表示されます。

特に長い投稿は部分的に表示され、省略記号(...)が末尾に続きます。投稿の全文を表示するには、その投稿をタップします。展開された投稿をタップすると元の表示に折りたたまれます。

ファイルがアップロードされたり、wikiページが作成または更新されたりするたびに、FirstClassはリンクとして動作するフィードを投稿します。これらの投稿の一つを選択するとそのコミュニティのファイルまたはwikiに移動し、ファイルやwikiページが開きます。

投稿で実行できる操作

選択した投稿のメニューから、次の操作を実行できます。投稿の種類によって、メニューの内容が異なります。

コミュニティへの投稿

新しいトピックで投稿を作成するには、［新規］ボタンのメニューから［新規投稿］を選択してください。

新規投稿フォーム

新しいディスカッションを投稿するためのフォームは、ディスカッション名などの情報が表示される上部ペイン（宛先領域）と、ディスカッションの内容を入力したり書式設定したりする下部ペインで構成されています。メッセージと同じように署名を挿入できます。

注意

端末の標準的な方法で、入力中にスペルチェックが行われます。

コミュニティのアイテムへの評価

コミュニティにて、アイテムに「いいね！」をつけられるよう設定されていた場合、フィードの各アイテムにいいね!（親指）アイコンが表示されます。アイテムにいいね！をつける場合は、このアイコンをタップしてください。

コミュニティにて、「いいね！」と「よくないね！」のどちらかをつけられるよう設定されていた場合、アイテムを気に入った場合はいいね！アイコンをタップし、気に入らない場合はよくないね！（下向き親指）アイコンをタップしてください。

コミュニティにて、アイテムにレートをつけられるよう設定されていた場合、フィードの各アイテムに５つの星が表示されます。アイテムのレートを設定するには、適切な星をタップしてください。例えば、アイテムに３つ星をつけるには、左から三番目の星をタップしてください。複数のユーザがアイテムにレートをつけている場合、平均スコアが表示されます。

コミュニティの権限にて、アイテムを評価した後に変更可能かについて設定することができます。いいね！とよくないね！を変更するには、もう一度アイコンをタップしてください。レートを変更するには、適切な星をタップしてください。

ファイル

コミュニティのファイルセクションには、このコミュニティにアップロードされているファイルのカラム表示リストが含まれています。

バージョン列にはファイルがアップロードされた版数が表示されます。複数のバージョンを持つファイルでは、三角をタップすることで古いバージョンのリストを表示することができます。

バルーン(コメント)列はファイルに関する投稿のコメント数が表示されます。コメントがあるファイルでは、三角をタップするとコメントを見ることができます。

ファイルのメニューを使用すると、フィード内で投稿を操作するのと同じ要領でファイルを操作できます。端末がそのファイルのフォーマットをサポートしている場合には、タップするかメニューの［開く］を選択すると、内容が表示されます。

端末上のファイルをアップロードするには、［新規］ボタンメニューから［ファイルのアップロード］を選択し、ファイルを選択してください。あるいは、写真を撮影してください。

ファイルの更新

アップロードされたファイルを、サポートされているアプリケーションで更新します。

もし管理者がWebDAVという機能を有効にしていれば、WordドキュメントのようなMicrosoft Officeファイルをネイティブアプリケーションで開くことができます。FirstClass GO内のファイルを当該アプリケーションで直接更新し「保存」することが可能です。WebDAVが利用できるようであれば、ファイルのメニューに［WebDAV URL］が表示されます。表示されたファイルへのリンクをコピーし、ネイティブアプリケーションの「ファイルを開く」コマンドで、ファイル名としてリンクをペーストしてください。

その他のファイルの場合は、ファイルをダウンロードし、更新して再度アップロードしてください。

どちらの場合でも、ファイルは新しいバージョンとして保存されます。

注意

ファイルは、最新バージョンのみ編集可能です。以前のバージョンを最新版としたい場合には、古いバージョンのファイルのメニューから［このバージョンへ戻す］を選択してください。

ファイルのロック

編集ロックされたファイルに対しては、ロックしたユーザのみ更新可能です。これは、複数のユーザが同時に同じファイルを更新して、どれを新しいバージョンとするのか混乱してしまう状況を防ぐための機能です。

WebDAVを使用すると、ファイルは自動的にロックされ、ファイルを保存すると解除されます。WebDAVを使用できなくなりますので、最初にファイルを手動でロックしないよう注意してください。

ファイルをダウンロードして更新する必要のあるときは、ダウンロードしたコピーを編集している期間に元のファイルをロックするため、ファイルのメニューから［編集ロック］をまず選択してください。メニューから［更新］を選択するか、あるいは新しいバージョンをアップロードすると、ファイルのロックが自動的に解除されます。ダウンロードしたファイルを更新することなくロックを解除する場合には、ファイルのメニューから［編集可能］を選択してください。

錠前アイコンは、ファイルがロックされていることを示しています。アイコンをタップすると、誰がいつロックしたのか表示されます。ロックしたユーザがアイコンを選択すると、編集可能ボタンや更新ボタンが表示されます。

wiki

コミュニティのwikiセクションには、このコミュニティ内に作成されたwikiページのカラム表示リストが表示されます。コミュニティ内のすべてのユーザが、wikiページを表示および更新できます。

バージョン列にはページが作成された版数が表示されます。複数のバージョンを持つファイルでは、三角をタップすることで古いバージョンのリストを表示することができます。

バルーン(コメント)列はページに関する投稿のコメント数が表示されます。コメントがあるページでは、三角をタップするとコメントを見ることができます。

ページのメニューを使用すると、フィード内で投稿を操作するのと同じ要領でページを操作できます。

wikiページを作成するには、［新規］ボタンメニューから［新しいWikiページ］を選択し、wikiページのタイトルを入力して、本文を作成します。

［タグ］は検索のためのキーワードです。空白で各単語を区切って使用してください。

［添付する］ボタンを使用して、端末上のファイルをページへ添付することができます。ファイルを選択するか、写真を撮影してください。

［完了］ボタンを押すと、作成したwikiをどのように処理するか質問されます。［公開する］を選択すると、ページが保存され、コミュニティのメンバーから参照できるようになります。［ドラフトとして保存］を選択すると、ページがドラフトとして保存され、作成者からのみ参照可能となります。ドラフトとして保存されたページはリストで青色に表示されます。

wikiページの更新

wikiページを更新するには、wikiページを開いて［編集］ボタンをタップしてください。公開されたバージョンのページは他ユーザから同時に編集されないよう、自動的にロックされます。ドラフト版のページが更新のために作成されます。更新したドラフトを公開すると、最新バージョンとして追加されます。更新したドラフトを保存しない場合、ドラフトは削除され公開済みバージョンのロックが解除されます。

注意

wikiページの最新バージョンのみ編集可能です。古いバージョンを最新バージョンにする場合には、古いバージョンのメニューからこのバージョンに戻すを選択してください。

ロックされたバージョンにはロックアイコンが表示されます。他のユーザがこのアイコンをタップすると、誰がいつこのページをロックしたかが表示されます。

コミュニティへの参加

コミュニティへ参加するには、コミュニティへの招待状に了承するか、コミュニティを開きメニューから［ホームへ追加］を選択することで、参加可能です。

制限事項

メニューからプライベートなコミュニティを開くことはできません。プライベート設定されたコミュニティを選択すると、そのコミュニティへの参加申請を送信するよう求められます。

コミュニティへの他のユーザの招待

自分の作成した公開しているコミュニティに参加するよう、他のユーザを招待できます。また、コミュニティの作成者から、他のユーザを招待する権限を与えられている場合があります。

権限によっては、FirstClassサーバに普段接続していないユーザ（FirstClassのディレクトリに登録されていないユーザ）を招待することも可能です。これらのユーザはPeer Registered Usersとして分類され、他ユーザのプロフィールやブログを開けないなど、FirstClassオブジェクトへのアクセスが制限されています。多くの場合、これらのユーザは招待されたコミュニティにのみ参加することが可能です。

他のユーザをコミュニティに招待するには、コミュニティを開いてから、メニューで［ユーザをこのコミュニティに招待］を選択します。招待メッセージを［新しいメンバーへのメッセージ］に入力します。ユーザをメッセージの宛先に指定するのと同じ要領で、［招待するメンバー］にユーザの名前またはEメールアドレスを入力します。複数のユーザを招待できます。同じ招待で複数のユーザを対象とすることも可能です。

FirstClassのディレクトリに存在しない名前やあるいはEメールアドレスを入力すると、登録情報を入力するよう求められます。これは、FirstClassがPeer Registered Userのアカウントを作成するためです。また、招待メッセージの本文は変更することができます。入力を完了したら、［招待］をタップしてください。元の画面へ戻ります。すでにディレクトリに登録されているユーザを招待する場合、すべての招待するメンバーを入力した後、元の招待画面上で［招待］をタップしてください。ディレクトリに存在していないユーザのみを招待する場合、元の招待画面上の［完了］をタップしてください。

注意

登録情報を入力後に［招待］をタップすると、すぐに招待状が送付されます。元の招待画面上にある［キャンセル］をタップすると、ディレクトリに存在していないユーザへの招待がキャンセルされます。

招待状が、招待したすべてのユーザの招待リストに表示されます。Peer Registered Usersにも、招待状としてEメールが送信されます。

参加申請の取り扱い

コミュニティの作成者または主催者は、コミュニティへの参加申請がフィードに投稿されている場合は、申請のメニューから［申請を許可］を選択してこのユーザの参加を許可できます。これにより、招待状が申請者に送信されます。

オフライン時の活動のトラッキング

FirstClassサーバにログインしていないときでもコミュニティの活動をトラッキングしたければ、コミュニティのフィードを購読することが可能です。購読すると、購読しているコミュニティの活動のコピーを、FirstClassがあなたにメールするようになります。

コミュニティを購読するには、コミュニティを開き、メニューから［登録］を選択し、どのような情報を受信したいか登録フォーム上で選択してください。［すべてを電子メールで受信］を選択すると、コミュニティのフィードへ追加されたすべての投稿のコピーが送信されるようになります。［ダイジェスト版を毎日電子メールで受信］を選択すると、前日の活動の要約が毎日送信されるようになります。

また、コミュニティが登録一覧に追加されます。

これらのメールの受信を停止するには、登録フォーム上で［なし］を選択するか、［登録］上でコミュニティを削除してください。

コミュニティの作成

自分のコミュニティを作成して、他のユーザを招待できます。

注意

コミュニティ名を決める場合は、標準的な電子メールアドレスに使われる@などの文字をコミュニティ名に使用することが、所属する組織で許可されていない場合があることにご注意ください。わからない場合は、文字の制限について管理者に問い合わせてください。

ホームページ上にコミュニティを作成するには、ホームページのメニューから［新しいコンテナ］を選択し、目的の種類のコミュニティを選択します。指示に従ってコミュニティにアイコンと名前を設定し、説明を入力してから、他のユーザを招待します。

ヒント

他のユーザを招待する前に、他のユーザがコミュニティで実行できる操作を決める権限を設定するのは、よいアイデアです。その場合は、作成時にユーザ招待の手順をスキップしてください。

完了したら、［作成］をタップします。新しいコミュニティがホームページの最後に追加されます。

他の場所へコミュニティを作成するには、コミュニティの作成したい場所を開き、［新規］ドロップダウンメニューから［新しいコンテナ］を選択し、ホーム画面で作成するのと同じ手順を実施してください。このコンテナから新しいコンテナへ［フォルダ］ボタンでアクセスできるようになります。

会議室が誤って削除されないようにするには、その会議室を開き、メニューで［プロパティ］を選択してから、［保護］チェックボックスを有効にします。この会議室を将来削除するには、最初にこのチェックボックスを無効にする必要があります。

制限

コミュニティの所有者であれば、当該コミュニティの配下にどのような種類のサブコンテナも作成することができます。コミュニティのメンバーは、所有者が権限を変更しない限り当該コミュニティの配下にフォルダのみ作成可能です。

コミュニティの権限設定

コミュニティの権限を使用して、コミュニティの動作（投稿の有効期限や他のユーザがそのコミュニティで実行できる操作など）を設定します。

コミュニティの権限を設定するには、コミュニティを開き、メニューで［権限］を選択してから、権限フォームに必要事項を入力します。

コミュニティへのアクセス権を他のユーザに付与

コミュニティは共同作業を行うことが目的の場所であるため、他のユーザにコミュニティへのアクセス権を与えることができます。コミュニティの作成時にユーザを招待しなかった場合は、まずコミュニティで実行できる操作を決める権限を設定してから、ユーザを招待できます。

注意

コミュニティへユーザを招待する他の方法は、メニューから［メンバー］を選択する方法か、または権限フォームの［参加者］ボタンをタップする方法があります。このボタンをクリックしてから、ユーザをメッセージの宛先に指定するのと同じ要領で、［参加者］セクションにユーザの名前を入力します。

他のユーザがコミュニティで実行できる操作を指定するには、権限フォームの［対象］セクションを更新します。コミュニティへのアクセスを許可するすべてのユーザとグループに対して、この操作を行う必要があります。

まず、ユーザをメッセージの宛先に指定するのと同じ要領で、［対象］の下にユーザの名前またはグループ名を入力します。FirstClassは、ユーザがコミュニティを開いたときに［対象］リストを上から下に向かってチェックするため、ユーザを登録する順序が重要になります。このユーザまたはこのユーザが所属するグループを最初に見つけると、FirstClassはそこで設定されている権限を使用します。したがって、［All Users］グループを一番上に登録して、そのグループのアクセス権を［すべて禁止］にすると、誰もコミュニティにアクセスできなくなります。

次に、名前の右にあるフィールドでユーザのアクセスレベルを選択します。アクセスレベルとは、権限をあらかじめ組み合わせたものです。ユーザやユーザグループに対して、既定のアクセスレベルを指定するか、次の各権限を有効または無効にしてアクセスレベルをカスタマイズできます。

個別の権限

アクセスレベルフィールドの右側にあるアイコンは、レベルを構成する各権限を示します。権限の有効/無効を切り替えるには、その権限のアイコンをタップします。

制限事項

一部の権限は、管理者によって適切な権限がユーザに与えられている場合にのみ適用されることにご注意ください。

左から右に向かって、次の各権限があります。

コミュニティ情報の追加

他ユーザに参照してもらうためのコミュニティの説明を追加するには、コミュニティの権限フォームの［プロフィール］ボタンをタップしてください。コミュニティのメニューで［コミュニティについて］を選択して説明にアクセスすることも可能です。

権限フォームでの設定が完了したら、そのまま閉じてください。変更内容が自動的に保存されます。