FirstClassサーバのライセンス登録
FirstClassのライセンスについて
FirstClassサーバを正しく動作させるにはライセンスが必要です。ライセンスによってFirstClassサーバが登録され、購入した機能の種類とシステムに接続できるユーザ数が設定されます。
登録済みのFirstClassサーバにはライセンスを追加できます。ライセンスが追加できるのは1つのサーバだけです。ライセンスファイルは特定のサーバのシリアル番号に関連付けられているため、2つ以上の異なるサーバに同じライセンスを同時に追加することはできません。
ライセンスの情報は、[システムプロファイル]フォームの[ライセンス]タブで確認できます。
注意
ゲートウェイや各種サービスの接続には、ライセンスは必要ありません。
.KEYファイルと.LICファイル
ライセンスファイルには、.KEYファイルと.LICファイルの2種類があります。
.KEYファイルはサーバライセンスで、最初にシステムに追加します。他のすべてのライセンスは.LICファイルで、.KEYライセンスを適用した後に任意の順序で追加できます。
ライセンスの追加方法
ライセンスの適用
1 管理者デスクトップの[FC Update Service]コンテナを開きます。
2 目的のアップグレードに対応したドキュメントを選択します。
3 [更新の適用]をクリックします。
4 アップグレードが正常に行われたことを確認します。
注意
FirstClassアップデートサービスを使用してライセンスを適用することをお勧めしますが、システムプロファイルの[ライセンス]タブでライセンスファイル(.KEYファイル)を追加することもできます。また、すべてのライセンスはFirstClassスクリプトを使用して適用できます。
ライセンスの種類
FirstClassは、次の種類のライセンスをサポートしています。
ライセンスの種類 |
説明 |
有効期限付きサーバライセンス |
一部のサーバでは、有効期限付きサーバライセンスが登録されていることがあります。このライセンスは、通常のレギュラーユーザライセンスに更新する必要があります。有効期限付きサーバライセンスでは、基本的な利用可能制限数や利用できる機能ではなく、サーバを稼働できる期間が制限されています。有効期限付きサーバをご利用のお客様には、次回の有効期限と更新用ライセンスの購入に関するお知らせをお送りします。この通知が届いたら、有効期限が来る前にライセンスを更新してください。 |
レギュラーライセンス |
システムに同時にログインできるレギュラーユーザのユニークユーザ数を指定します。 注意ライセンス制限はユニークユーザにのみ適用されます。つまり、複数の方法で同時にFirstClassアカウントにログインしても、使用しているライセンスは1つのみです。例えば、FirstClassクライアントを使用してログインしながら、Webブラウザを開いてコミュニティに参加し、iPhone向けクライアントを使用しても、すべての接続は同じアカウントにアクセスしているため、使用しているライセンスは1つのみになります。 |
リモートライセンス |
システムに同時にログインできるリモートユーザのユニークユーザ数を指定します。 |
High Capacity Serverライセンス
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このライセンスは、レギュラーユーザのユニークユーザ数が500を超える場合か、登録グループ数が300を超える場合に必要です。設定する予定の追加ユーザ数に対して、メモリ容量が十分あることを確認してください。すでに500のユーザを設定している場合は、サーバマシンが500を超えるユーザに必要なシステム要件を備えていることを確認してから、High Capacity Serverライセンスを追加してください。 High Capacity Serverライセンスを登録すると、最大2500までのユニークユーザを設定できるようになります。また、300を超える数のグループを作成できます。 |
VLSライセンス
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このライセンスは、1台のサーバマシンに対してレギュラーユーザのユニークユーザ数が2500を超える場合に必要です。設定する予定の追加ユーザ数に対して、メモリ容量が十分あることを確認してください。すでに2500のユーザを設定している場合は、サーバマシンが2500を超えるユーザに必要なシステム要件を備えていることを確認してから、VLSライセンスを追加してください。 VLSライセンスを登録すると、2500を超えるユニークユーザを設定できるようになります。また、300を超える数のグループを作成できます。 注意 VLSライセンスを登録したサーバを実行中は、ミラーリング機能を利用できません。 |
LSライセンス
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ユーザは、アーカイブサービスにログインしてデータを自己復旧できます。LSライセンスを導入すると、アーカイブサービス上で100ユーザまで利用できるようになります。 使用していたライセンスを解放するには、そのアカウントをライブラリサーバから完全に削除する必要があります。具体的には、そのアカウントのユーザをメインのサーバから削除し、その後でライブラリサーバから削除します。 |
FirstClassユニファイドコミュニケーションライセンス |
FirstClassユニファイドコミュニケーションライセンスを使用すると、FirstClassサーバで音声サービスを実行できるようになります。 |
FirstClassユニファイドコミュニケーションユーザライセンス |
FirstClassユニファイドコミュニケーションユーザライセンスは、ユニファイドコミュニケーションライセンスと連動して機能します。このライセンスを導入すると、ユーザは電子メール、音声メール、およびFAXメッセージをFirstClassのメールボックスだけで受信できるようになります。また、電話を利用して音声メール、ファックスメッセージ、およびテキストメッセージにアクセスできるようになります。 |
Text-to-speechエンジンライセンス |
Text-to-speechエンジンライセンスは、音声サービスに必要となります。詳細については、オンラインヘルプの音声サービスのセクションを参照してください。 |
OpenTextソーシャルワークプレイスユーザライセンス |
OpenTextソーシャルワークプレイスに同時にログインできるユニークユーザ数を指定します。 |
すべてのライセンスの削除
警告
この作業を行う前に、ライセンスの再登録に必要なライセンスファイルがすべて揃っていることを確認してください。
すべてのライセンスを一度に削除するには、以下の手順に従ってください。
1 [システムプロファイル]を開きます。
2 [ライセンス]タブを選択します。
3 [すべてのライセンスファイルを削除]を選択します。
4 サーバを再起動します。
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