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InetSvcs.cfファイルとログファイルの取得




InetSvcs.cfファイル
InetSvcs.cfファイルはインターネットサービス実行ファイルと同じフォルダ内にあり、インターネットサービス起動時の初期オプションの一部を設定するために使用します。このファイルは、[Config]と[Debug]の2つのセクションから構成されています。
[Config]セクション
InetSvcs.cfファイルの[Config]セクションには、以下の2つのスイッチを記述できます。
Console = [-1 | 0 | 1]
および
Logging = [-1 |  0 | 1]
また、以下の信号設定を含めることができます。
SET_SIGUSR1
SET_SIGUSR2
SET_SIGINFO
SET_SIGVTALRM
Consoleスイッチは、インターネットサービス実行時にコンソールを表示するかどうかを決めるために使用します。このオプションが設定できるのは起動時だけです。この設定を変える場合は、スイッチの値を変更してインターネットサービスを再起動する必要があります。  
Loggingスイッチは、インターネットサービスの実行中にログ情報をディスクに記録するかどうかを決めるために使用します。Consoleスイッチとは異なり、この設定はインターネットサービスの実行中でも変更できます。[インターネットモニタ]の[コントロール]タブで[ログをディスクに書き込み]ボタンを使用するか、またはインターネットサービスのコンソールで[Diagnostics]>[Console to File]を使用します(コンソールが表示されている場合)。  
06092010_122716_1.png注意
[ログをディスクに書き込み]と[Console to File]による変更は一時的に反映されるだけで、インターネットサービスを再起動すると(InetSvcs.cfファイルで設定されている)デフォルト設定に戻ります。
ConsoleスイッチとLoggingスイッチは、どちらも以下の3つの値を取ることができます。
・1(有効)
・0(無効)
または
・-1(デフォルトを使用)
各スイッチのデフォルト値は、インターネットサービスを実行しているプラットフォームと、その実行モードによって決まります。インターネットサービスがWindowsのサービスかUnixのデーモンとして実行された場合、デフォルトではコンソールは無効になっています。それ以外の場合は有効になっています。
06092010_122716_1.png注意
Linux版およびMac OS X版のインターネットサービスでは、コンソールを利用できません。その場合、このスイッチの設定は無視されます(コンソールは常に無効です)。
通常、ログファイルの取得は、コンソールが有効な場合は無効に、コンソールが無効な場合は有効になっています。
OS X版およびLinux版のインターネットサービスは、インターネットサービスのプロセス宛に送信して一部のコマンドを起動できる信号のセットをサポートしています。処理される信号のリストは、fcisdを-help引数とともに起動すると、デフォルトの動作とともに出力されます。


SIGQUIT(3)
Quit(終了)
SIGHUP(1)
Get Configuration(確認メッセージの表示)
SIGINFO(29)
Task List(タスク一覧)(OS Xのみ)
SIGVTALRM(26)
Task List(タスク一覧)
SIGUSR1(10/30)
Force Internet Connection(今すぐインターネットに接続)(Linuxでは10、Mac OS Xでは30)
SIGUSR2(12/31)
Flush HTTP Cache(HTTPキャッシュのクリア)(Linuxでは12、Mac OS Xでは31)

上記の動作は、[Config]セクションにあるinetsvcs.cfファイル内のエントリで、次のキーワードを利用して再定義できます。
SET_SIGUSR1
SET_SIGUSR2
SET_SIGINFO
SET_SIGVTALRM
各キーワードの値は、1つのコマンド番号として記述するか、または二重引用符で囲んだ複数のコマンド番号をコンマ区切りで記述します。コマンド番号は、以下のように、FCUTILコマンドに与えられる番号と同じものになります。

コマンド番号
コマンド/診断メニュー項目
1100
サービスタスク一覧の表示
1101
Display DNS Cache(DNSキャッシュの表示)
1102
Display Kernel Task List(カーネルタスク一覧の表示)
1103
Display Kernel Statistics(カーネル統計値の表示)
1104
Flush HTTP Cache(HTTPキャッシュのクリア)
1107
Display HTTP Cache(HTTPキャッシュの表示)
1110
Display Import Tables(インポートテーブルの表示)
1111
Console to File(コンソールのログをファイルに記録)
1112
Display Temporary IP Block List(IP一時ブロックリストの表示)
1113
Flush Temporary IP Block List(IP一時ブロックリストのクリア)
1114
Display Blackholed Connections(接続保留数の表示)
1115
Flush Blackholed Connections(接続保留数のクリア)
1116
General Statistics(一般的な統計値)
1117
Reset Log levels(ログレベルのリセット)
1118
Zero All Log levels(すべてのログレベルを0に設定)
1119
Display Abuse List(悪用リストの表示)
1120
Flush Abuse List(悪用リストのクリア)
1121
Display Alias Tables(エイリアステーブルの表示)
1122
Display MIME Types(MIMEタイプの表示)
1130
Turn SyncServices console off(同期サービスコンソールの無効化)
1131
Turn SyncServices console on(同期サービスコンソールの有効化)
1150
Display Memory Leak statistics(メモリリークの統計値の表示)(特別なバージョンのみ)
1151
Start Memory Leak tracking(メモリリークの追跡の開始)(特別なバージョンのみ)
1152
Stop Memory Leak tracking(メモリリークの追跡の停止)(特別なバージョンのみ)
1153
Display Memory Tracking list(メモリ追跡リストの表示)(特別なバージョンのみ)
1154
Display Memory Handle table(メモリ処理テーブルの表示)(特別なバージョンのみ)
10000
Get Configuration(確認メッセージの表示)
10001
Force Internet Connection(今すぐインターネットに接続)
10002
Set Priority to High(優先度を[高]に設定)
10003
Set Priority to Medium(優先度を[中]に設定)
10004
Set Priority to Low(優先度を[低]に設定)
10005
About Internet Services(インターネットサービスについて)
10006
Shutdown Internet Services(インターネットサービスを終了)

例えば、USR1信号が受信されたときにカーネルタスク一覧を表示し、続けてカーネル統計値を表示するには、inetsvcs.cfファイルに以下のように番号を追加します。
[Config]
SET_SIGUSR1 = "1102, 1103"
[Debug]セクション
InetSvcs.cfファイルの[Debug]セクションは、インターネットサービスのデバッグの開始レベルを設定するために使用します。このファイルで使用されるデバッグのキーワードは、「DBG_」という接頭辞です。例えば、
インターネットサービス起動時にHTTPサーバのデバッグの開始ログレベルを3に設定するには、InetSvcs.cfファイルの[Debug]セクションに以下の行を追加します。
DBG_ICHTTP = 3
HTTPサーバのデバッグキーワードは「ICHTTP」であるため、このように記述します。



インターネットサービスのログファイル取得
インターネットサービスでは、ログ情報をディスクに記録するように設定できます。こうすれば、後でログ情報を調べることができます。インターネットサービスのログファイルは、InetSvcs.log(Windows)またはfcisd.log(Mac OS X)という名前です。このファイルはインターネットサービスの実行ファイルと同じフォルダ内にあります。
インターネットサービスは、起動時に新しいログファイルを作成し、古いログファイルの名前をInetSvcs.OLD(Windows)またはfcisd.old(Mac OS X)に変更します。それより前に作られたinetsvcs.oldファイルは削除されます。
デフォルトでは、インターネットサービスがコンソールなしに実行されていない限り、インターネットサービスのログファイル取得は無効になっています。また。インターネットサービスがコンソールを利用できない(一部のUnix)プラットフォーム上で実行されている場合や、WindowsサービスまたはUnixデーモンとして実行されている場合には、この設定は無視されます。
ログファイルの取得は、the InetSvcs.cfファイルを使用して起動時に有効または無効にできます。また、インターネットサービスの実行中は、インターネットモニタから、またはインターネットサービスのコンソールにある[Diagnostics]メニューから設定できます。

 

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