共有コンテナの設定
共有フォルダの作成
共有フォルダは、オンライン上で情報を集めておくための場所です。
フォルダを作成するには、以下の手順に従ってください。
1 フォルダを作成したいコンテナを開きます。
2 [ファイル]>[新規作成]>[新規フォルダ]を選択します。
3 作成された新規フォルダを選択した状態で、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
会議室の作成
会議室は、オンライン上でユーザどうしが議論や情報交換を行うことができる場所です。また、ある特定の話題についてのメッセージを保管する場所と考えることもできます。
会議室を作成するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者デスクトップの[General Conferences]フォルダを開きます。
2 [ファイル]>[新規作成]>[新規会議室]を選択します。
3 作成したい会議室の種類を選択します。
4 作成された新規フォルダを選択した状態で、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
6 [ツール]>[権限]を選択して、権限フォームを開きます。
他のボリューム上での会議室作成
会議室を作成する際、主ボリューム以外のボリューム上に作成できます。ただし、そのボリュームは[完全利用]のステータスにする必要があります。
通常、会議室はディスク容量をほとんど消費しません。その理由は、会議室内にあるアイテムは、実際にはそのアイテムを作成したユーザのメールボックスに保存されているためです。しかし、ゲートウェイで他のサーバから送られたアイテムやインターネットで送られたアイテムは、その会議室があるボリュームに保存されます。したがって、複製した会議室はディスク容量を大量に消費する可能性があることから、主ボリューム以外のボリュームに会議室を保存した方がよい場合もあります。例えば、インターネットのニュースサーバへのゲートウェイがある場合は、すべてのニュースグループを独立したボリュームに保存した方がよいでしょう。
[General Conferences]フォルダ内に作成した会議室は、自動的に主ボリューム上に保存されます。
他のボリューム上に会議室を作成するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者デスクトップの[MultiVol Conferences]フォルダをダブルクリックします。
2 会議室を作成したいボリュームを開きます。
3 [ファイル]>[新規作成]>[新規会議室]を選択します。
新しい会議室が[MultiVol Conferences]フォルダ内に作成されます。下線は、この会議室が保護設定されていないことを表しています。この会議室を保護するには、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択して、[保護]にチェックを入れてください。
4 これはオプションです。
会議室の名前を変更する場合は、先に変更してからその会議室を保護します。
5 新しい会議室のエイリアスを作成して、そのエイリアスを任意の場所に移動します。
6 これはオプションです。
この会議室が個人用の会議室である場合は、該当するユーザを[参加者一覧]に追加し、必要な権限を与えます。
未読オブジェクトの自動表示
ユーザに必ず読んでもらいたいメッセージを送る場合に、FirstClassでは、未読のメッセージや未読のメッセージのある会議室を自動で開くように設定できます。
注意
この作業を行うには、メッセージがある会議室に対して、[送信メールの有効期限設定]権限と[送信可]権限を持っていなければなりません。
メッセージが自動的に開くようにする
1 メッセージを選択します。
2 [ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
3 [自動的に開く]を選択します。
会議室が自動的に開くようにする
1 該当するモデルデスクトップから、会議室のアイコンを削除します。
2 オリジナルの会議室を選択して[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
3 [自動的に開く]を選択して、[OK]をクリックします。
4 この会議室のエイリアスを作成して、モデルデスクトップにドラッグします。
5 このエイリアスを選択して、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択します。
6 [自動的に開く]が選択されていることを確認して、[OK]をクリックします。
7 モデルデスクトップを閉じます。
8 モデリングが完了するまで(「Completed」と表示されるまで)お待ちください。
モデルデスクトップへの会議室の追加
デフォルトのネットワークストアにあらかじめ設定されている各グループには、モデルデスクトップがあります。
あるグループのモデルデスクトップに会議室を追加するには、以下の手順に従ってください。
1 会議室を追加したいユーザグループをダブルクリックし、[モデルデスクトップ]ボタンをクリックします。
2 管理者デスクトップの[General Conferences]フォルダをダブルクリックします。
3 追加する会議室を選択します。
4 [ツール]>[デスクトップに追加]を選択します。
その会議室のエイリアスが、管理者デスクトップ上に作成されます。
5 このエイリアスをモデルデスクトップにドラッグし、必要に応じて位置や名前を設定します。標準オブジェクトなど他のオブジェクトが、デスクトップの左側と上側に沿ってすでに配置されていることにご注意ください。
6 [ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択して[保護]を有効にし、モデルデスクトップ上のエイリアスを保護します。これにより、ユーザが自分のデスクトップからこの会議室を削除できないようになります。
7 これはオプションです。
ユーザがログインしたらこの会議室が自動的に開くようにする場合は、[ファイル]>[プロパティ](Windows)または[情報を見る](Mac OS X)を選択して、[自動的に開く]を有効にします。
8 モデルデスクトップを閉じます。
9 モデリングが完了するまで(「Completed」と表示されるまで)お待ちください。
警告
モデリングが完了するまで(「Completed」と表示されるまで)はログオフしないでください。完了前にログオフすると、変更がそのグループの全ユーザに適用されなくなります。モデリングが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
モデルデスクトップの表示を修正したければ、再度モデルデスクトップを開いて編集できます。ただし、モデリングはオブジェクトが追加または削除された場合にだけ行われます。追加・削除以外の変更では、モデリングは行われません。したがって、新たにオブジェクトを追加してすぐに削除し、モデリングが行われるようにしてください。
ユーザの会議室への参加
会議室をグループのモデルデスクトップに追加すると、デフォルトでは、グループの全ユーザがその会議室に参加者として登録されます。
また、([会議室の権限]フォームのコンテキストメニューから表示できる)[参加者一覧]にユーザを登録して、会議室に参加させるユーザを個別に選択することもできます
1人のユーザを会議室に参加させる場合は、会議室のエイリアスをそのユーザのデスクトップに置くだけで済みます。ただし、ユーザが会議室を使用するための権限を、そのユーザの役割に応じて与えることを忘れないようにしてください。
このエイリアスのアイコンは、デスクトップ上でオリジナルのアイコンと同じ場所に置かれます。ユーザがアイコンを移動すると、その位置が記憶されます。
参加者一覧の最上部には、この会議室の作成者の名前が自動的に表示されます。
また、この一覧では、現在ログイン中のユーザ名が太字で表示されます。
会議室の権限設定
会議室に権限を設定するには、以下の手順に従ってください。
1 権限を設定する会議室を選択します。
2 [ツール]>[権限]を選択します。
注意
[対象]の最後に[All Users]グループを登録して、その[アクセスレベル]を[すべて禁止]にしておくとよいでしょう。これにより、未登録ユーザがこのシステムにアクセスしても、会議室や会議室内の情報にはアクセスできないようにすることができます。
警告
あるユーザが自分のホームページ上に会議室のエイリアスを配置してしまうと、そのホームページにアクセスすれば、誰でもその会議室にアクセスできるようになります。[All Users]グループを[すべて禁止]に設定しておけば、登録ユーザだけがその会議室をクリックして開くことができるようになります。
会議室のディレクトリ非登録設定
デフォルトでは、作成した会議室はすべて、ディレクトリに登録されないように自動的に設定されます。ディレクトリに未登録の会議室は、管理者用ディレクトリを含めてディレクトリには表示されません。そのため、ディレクトリに未登録の会議室をメールの宛先に指定することはできません。ただし、この会議室を開いた状態で、[新規メッセージ]ボタンをクリックするか[メッセージ]>[新規メッセージ]を選択すると、この会議室宛の新規メッセージを作成できます。この会議室はディレクトリには登録されないため、この会議室に関連してディレクトリエントリ名の重複が起こることはありません。
会議室をディレクトリに登録するには、以下の手順に従ってください。
2 [ディレクトリに登録しない]を無効にします。
[コンテナ用テンプレートの権限]フォームで[ディレクトリに登録しない]を有効と無効を切り替えると、そのテンプレートに所属するすべての会議室のディレクトリ登録を切り替えることができます。ただし、この設定が適用されるのは、設定変更後にこのコンテナ用テンプレートに追加するグループだけです。
注意
いったん削除した会議室の削除を取り消すと、その会議室は非公開となります。
会議室のディレクトリ非公開設定
会議室をディレクトリに追加した場合、その会議室がディレクトリに表示されたとしても、すべてのユーザがその会議室を開いたり、その会議室にメッセージを送ったりできるわけではありません。ユーザが会議室を開いて見ることができるのは、その会議室に参加を許可されているか、ユーザのモデルデスクトップやユーザがアクセスできる場所(アクセス可能な他の会議室の内部)にその会議室のエイリアスがある場合だけです。また、ディレクトリの閲覧制限を使用して、ユーザやユーザグループがディレクトリで見ることのできるアイテムを制限することもできます。ユーザが会議室に参加できるのは、[会議室の権限]フォームの設定で参加が許可されている場合だけです。
それでも、会議室を作成したユーザの設定にかかわらず、その会議室がFirstClassのディレクトリに表示されないようにしたい場合があるかもしれません。その場合は、以下の手順で会議室がディレクトリに公開されないように設定できます。
1 [ディレクトリの一覧]フォームで会議室を選択します。
2 その会議室をダブルクリックします。
3 [ディレクトリに非公開]を選択します。
会議室がディレクトリに公開されないよう設定しても、管理者と副管理者は管理者用ディレクトリでその会議室を見ることができます。また、[グループ権限]フォームか[ユーザ情報]フォームで[非公開ディレクトリの閲覧]権限が有効になっているユーザも、ディレクトリで会議室を見ることができます。
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