FirstClassのワークスペースの使用
ワークスペースについて
ワークスペースは、バージョン12.0より前のFirstClassを使用していた組織のみが利用できます。
ワークスペースとは、同じワークグループに所属するユーザが同じリソースを利用できる共有の場所です。ワークスペースは通常、同じプロジェクトにかかわる全ユーザが利用できる共通の場所を提供するために使用します。
ワークスペースは、ワークグループにとって役立つ特定のFirstClassアプリケーションやリソースを格納するコンテナのような役割を果たします。例えば、オンライン会議用のワークスペースには、以下のようなアプリケーションやリソースを置くことが考えられます。
• 討論用の会議室
ワークグループのメンバーがこの会議室でメッセージをやり取りすることで、すべてのメッセージが1か所に保存され、簡単に参照できるようになります。
• 会議スケジュール調整用の共有カレンダー
• コンタクト情報を保存するコンタクトデータベース
• 残しておきたい記録を保存するドキュメント用コンテナ
• サウンドや画像など、さまざまな種類のメディアファイルを保存するファイルストレージコンテナ
ワークスペースは管理者またはユーザが作成できます。ユーザが作成したワークスペースはすべて、デフォルトではデスクトップの[ワークスペース]コンテナに保存されます。ワークスペースを別の場所に保存したい場合には、このコンテナからワークスペースをドラッグして移動することも可能です。
ワークスペースの作成
ワークスペースを作成するには、以下の操作を行います。
1 [ワークスペース]を開きます。
2 [新規ワークスペース]をクリックします。
選択したデフォルトの名前でワークスペースが作成されます。
4 ワークスペースに付ける名前を入力して、[Enter]キーまたは[Return]キーを押します。
ワークスペースを作成後、そのワークスペースを開いて、自分の目的に合わせてカスタマイズできます。以下のようなカスタマイズが可能です。
• ワークグループに必要ないデフォルトのアプリケーションを削除する
• アプリケーションを追加する
・他のコンテナと同じ手順で、ワークスペースの表示をカスタマイズする。
• 自分のワークスペースを自分のワークグループの他のメンバーと共有する。
注意
共有スペースで他のユーザが実行できる操作をより細かく設定したい場合は、ワークスペースではなく会議室を作成するか、会議室と同じ手順で権限を設定することができます。
ワークスペースへのアプリケーションの追加
ワークスペースにカレンダーなどのFirstClassアプリケーションを追加するには、以下の操作を行います。
1 ワークスペースを開いて、[アプリケーションの追加]をクリックします。
2 アプリケーションを選択します。
選択したデフォルトの名前でアプリケーションが作成されます。
3 アプリケーションに付ける名前を入力して、[Enter]キーまたは[Return]キーを押します。
4 必要に応じて、アプリケーションをカスタマイズします。
例えば、コンタクトデータベースにコンタクト情報を追加したり、ドキュメントコンテナにドキュメントを追加したりすることができます。
ワークスペースの共有
自分のワークスペースを他のワークグループメンバーと共有すると、そのメンバーのデスクトップに自分のワークスペースへのリンクが表示されます。
ワークスペースを共有するには、以下の操作を行います。
1 ワークスペースを開いて、[ワークスペースのメンバー]をクリックします。
また、ディレクトリなどのユーザ一覧を開いてユーザを選択し、そのユーザをメンバーの一覧にドラッグすることができます。プレーンテキストファイルにユーザ名の一覧を入力し(1行に1ユーザ)、そこからユーザ名をドラッグすることもできます。
ワークスペースからのメンバーの削除
ワークスペースからメンバーを削除するには、以下の操作を行います。
1 [ワークスペース]を開きます。
2 目的のワークスペースを開きます。
3 [ワークスペースのメンバー]をクリックします。
4 削除するメンバーを選択し、[Delete]キーを押してから[Tab]キーを押します。
そのメンバーのデスクトップにあるワークスペースへのリンクが削除されます。
ワークスペースの削除
ワークスペースを削除するには、以下の操作を行います。
1 [ワークスペース]を開きます。
2 ワークスペースを選択します。
3 [削除]をクリックします。
すべてのメンバーのデスクトップにあるワークスペースへのリンクが削除されます。
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