 |
  FirstClassでのWebサイトの作成
Webフォルダ
デスクトップ上のWebフォルダは、Webブラウザを使って他のユーザが表示できるコンテンツ（Webページ）を格納する場所です。FirstClassは、WebフォルダのコンテンツをWeb上で公開します。
また、通常のWebページだけでなく、アップロードファイルの一覧（一覧フォルダ）、ブログ、ポッドキャスト、およびカレンダーも公開できます。このコンテンツをフォルダに分けて整理することで、Webページの表示順を設定できます。
Webサイトの構成
（サブフォルダ内ではなく）［Webフォルダ］の直下にあるオブジェクトはすべて、ホームページのナビゲーションバーに項目として表示されます。
Webサイトの各ページの順序を変更するには、FirstClassクライアントを使用する必要があります。 ホームページの設定
フォルダ以外のオブジェクトで詳細表示の先頭に表示されるものが、自動的にユーザのホームページになります。
Webサイトの全体の表示の変更
ユーザのWebサイトの全体的な表示（色、ナビゲーションバーなど）は、テンプレートによって設定されています。自分のWebサイトがデフォルトでどのように表示されるのかを確認するには、［ブラウザで表示］をクリックしてください。Webサイト用にユーザが作成した特定のオブジェクトは、その表示を変更できます。
Webサイトの全体の表示を変更するには、以下の操作を行います。
1 ［外観］で［Webスキンの選択］を選択します。
2 Web サイトに使用するテンプレートを選択します。
選択したテンプレートの表示を確認するには、［ブラウザで表示］をクリックしてください。 テンプレートのカスタマイズ
選択したテンプレートの表示は調整できます。調整するには、［外観］で［Webの詳細設定］を選択して、変更を加えます。
色については、カラーパレットで好みの色をクリックします。独自の色を作成するには、［R］、［G］、［B］に値を入力してください。
 注意Webフォルダ内で特別なコンテナを使うために選択した他のテンプレートもカスタマイズできます。
コンテナに適用されるテンプレートの表示を変更できるのに加え、［ナビゲーションから除外］を選択してコンテナがWebサイトに表示されないようにすることができます。こうすれば、閲覧者がWebサイトのナビゲーションバーからコンテナにアクセスできなくなります。その場合でも、コンテナのURLを直接知らせて一部の閲覧者にアクセスを許可することができます。
未完成ページの非表示
作成が完了するまで表示やアクセスができないようにしたいWebページがある場合は、Webサイトにアクセスしたユーザがそのページを見られないようにすることができます。このためには、そのページを未承認に設定してください。そうすれば、このページはWebサイトのナビゲーションバーに表示されなくなり、どのような方法でもアクセスできなくなります。
このページを公開する準備ができたら、ページを承認してください。
Webサイトへのアクセス方法
［ブラウザで表示］をクリックしてWebサイトを表示すると、そのWebサイトのURLがブラウザのアドレスフィールドに表示されます。
このアドレスを他のユーザに教えれば、彼らがWebサイトにアクセスできるようになります。
注意ローカルユーザは、FirstClassから直接Webサイトにアクセスできます。
他のユーザのWebサイトの表示
他のローカルユーザのWebサイトを表示するには、そのユーザを選択し、ディレクトリまたは在籍確認の一覧で［Webフォルダ］をクリックします。
ユーザの名前かメールエイリアス、およびそのユーザのサーバのドメイン名がわかっている場合は、そのユーザのWebサイトコンテンツに直接アクセスできます。Webブラウザのアドレスフィールドに、以下の形式でWebページのアドレスを入力してください。
ドメイン名/~名前1_名前3
または
ドメイン名/~エイリアス
または
ドメイン名/user-home/エイリアス
例えば、www.huskyplanes.comのユーザ、Michael HillのWebサイトを表示するには、以下のように入力してください。
 電子メールのエイリアス（電子メールアドレスはmichaelh@huskyplanes.com）を使用してMichael HillのWebサイトを表示するには、以下のように入力してください。
 基本的なWebページの作成
Webページを作成するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、このページを保存するフォルダを開きます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 基本的なWebページで使用するテンプレートを1つ選択します。
基本的なWebページ用のテンプレートは、先頭に表示されます。
5 そのWebページが識別できるように宛先領域を更新します。
6 Webページの本文を入力し、書式を設定します。
必要に応じて、プレースホルダの内容を自分用に置き換えてください。
Webページを確認するには、［ブラウザで表示］をクリックしてください。
ブログの作成
ブログとは、日付入りのエントリを追加できるオンラインの日記です。最初にエントリを追加するブログを作成し、次にエントリを作成します。
Webサイトのブログを作成するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、ブログを保存するフォルダを開きます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 ［Blog］を選択します。
5 ［ブラウザで表示］をクリックし、ブログのデフォルトでのデザインを確認します。
6 必要に応じて表示を変更します。
ブログを選択した状態で［外観］をクリックし、ブログで使用するテンプレートを選択してください。［ブラウザで表示］をクリックすると、選択したテンプレートの表示を確認できます。
7 必要に応じて、デフォルトのブログ名を変更します。
ブログを選択し、コンテキストメニューから［名前の変更］を選択してください。 ブログのエントリの作成
ブログのエントリを作成するには、以下の操作を行います。
1 ブログを開きます。
2 ［作成］フィールドで［新規ブログエントリ］を選択します。
3 そのブログエントリが識別できるように宛先領域を更新します。
4 ブログエントリの本文を入力し、書式を設定します。
エントリを確認するには、［ブラウザで表示］をクリックしてください。 ブログへのアクセス方法
FirstClassのブログはRSSフィードリーダーをサポートしているため、ブログを購読してもらうことができます。FirstClassのRSSサポート機能により、Webサイト内のブログのページを表示すると、そのページに以下のオブジェクトが追加されます。
• ［購読］ボタン
このボタンがブラウザに表示される場合は、ボタンをクリックするだけでブログを購読できます。
• ［XML］ボタン
ブラウザに購読ボタンが表示されない場合は、［XML］ボタンの上にカーソルを乗せると、RSSリーダーでブログへアクセスするために使用するURLが表示されます。 ブログの表示
ブログのエントリは新しいものから順番に一覧表示されます。最新のエントリは強調表示され、閲覧者がコメントを加えたり、既存のコメントを読んだりするためのリンクが表示されます。コメントするには、サーバにログインする必要があります。
他のエントリで［詳細］リンクをクリックすると、そのエントリがアクティブになり、コメント用のリンクが表示されます。
注意Webフォルダ内では、コメントはブログの返信メッセージとして表示されます。
ポッドキャストの作成
ポッドキャストとは、サウンドトラックやビデオクリップなどのコンテンツ（エピソード）を公開するための仕組みです。最初にエピソードを格納するポッドキャストを作成し、その中にエピソードを作成します。
ポッドキャストを作成するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、ポッドキャストを保存するフォルダを開きます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 ［Podcast］を選択します。
5 ［ブラウザで表示］をクリックし、ポッドキャストのデフォルトでのデザインを確認します。
6 必要に応じて表示を変更します。
ポッドキャストを選択した状態で［外観］をクリックし、ポッドキャストで使用するテンプレートを選択してください。［ブラウザで表示］をクリックすると、選択したテンプレートの表示を確認できます。
7 必要に応じて、デフォルトのポッドキャスト名を変更します。
ポッドキャストを選択し、コンテキストメニューから［名前の変更］を選択してください。 ポッドキャストのエピソードの作成
ポッドキャストのエピソードを作成するには、以下の操作を行います。
1 ポッドキャストを開きます。
2 ［作成］フィールドで［新規エピソード］を選択します。
3 ［ポッドキャストエピソード］フォームに必要な情報を入力します。
エピソードを確認するには、［ブラウザで表示］をクリックしてください。 ポッドキャストへのアクセス方法
FirstClassのポッドキャストはRSSフィードリーダーをサポートしているため、ポッドキャストを購読してもらうことができます。FirstClassのRSSサポート機能により、Webサイト内のポッドキャストのページを表示すると、そのページに以下のオブジェクトが追加されます。
• ［購読］ボタン
このボタンがブラウザに表示される場合は、ボタンをクリックするだけでポッドキャストを購読できます。
• ［フィードのURL］フィールド
このURLをコピーして、Apple製以外のポッドキャスト閲覧ソフトウェアに貼り付けることができます。このフィールドには、ポッドキャストをiTunes Music Storeに登録するのに必要なURLも表示されます。
• ［XML］ボタン
ブラウザに購読ボタンが表示されない場合は、［XML］ボタンの上にカーソルを乗せると、RSSリーダーでポッドキャストへアクセスするために使用するURLが表示されます。
• ［このポッドキャストをiTunesで開きます］ボタン
iTunesを起動して、このポッドキャストを再生します。 ポッドキャストの追加情報の提供
FirstClassのポッドキャストはRSSに対応しているため、iTunes Music Storeに登録することができます。著作権情報や更新頻度など、iTunes Music Storeで使用できるポッドキャスト詳細情報を追加できます。このためには、以下の操作を行います。
1 ポッドキャストを開きます。
2 ［ポッドキャストの詳細］をクリックします。
3 ［ポッドキャストの詳細］フォームに必要な情報を入力します。
Webサイトへのカレンダーの追加
FirstClassなどのカレンダーを自分のWebサイトに作成できます。ユーザの個人用カレンダーと同じように、このカレンダーに予定や作業を登録できます。
注意カレンダーに予定や作業を登録するには、Webフォルダ内でカレンダーを使用する必要があります。Webサイトに表示されるカレンダーは読み取り専用です。
Webサイトにカレンダーを追加するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、カレンダーを保存するフォルダを開きます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 ［Web Calendar］を選択します。
5 ［ブラウザで表示］をクリックし、カレンダーのデフォルトでのデザインを確認します。
6 必要に応じて表示を変更します。
カレンダーを選択した状態で［外観］をクリックし、カレンダーで使用するテンプレートを選択してください。［ブラウザで表示］をクリックすると、選択したテンプレートの表示を確認できます。
注意Webサイトの作成者も訪問者も、表示されている日付を変更できます。変更するには、Webフォルダでカレンダーを操作するのと同じ手順で、カレンダー上部の日付の両側にあるリンクのどちらかをクリックします。
7 必要に応じて、デフォルトのカレンダー名を変更します。
カレンダーを選択した状態で［名前の変更］をクリックしてください。
 ヒントWebカレンダーで個人用カレンダーの予定や作業を表示するには、個人用カレンダーへのリンクをWebカレンダー内に作成します。 他のカレンダープログラムを使用したカレンダーへのアクセス方法
FirstClassのWebカレンダーはiCalendarの「フィード」をサポートしており、Webサイトの訪問者がこのWebカレンダーを自分の使用するカレンダープログラムに登録できるようになっています。この機能を実現するため、Webサイトで表示したWebカレンダーには［iCal］ボタンが追加されています。
このボタンの上にカーソルを乗せると、Webカレンダーを登録するのに使用するURLが表示されます。
カレンダーの登録に対応していないカレンダープログラムの場合は、このボタンをクリックしてWebカレンダーの内容をiCalendar形式でダウンロードし、そのファイルをカレンダープログラムにインポートできます。
ファイルの一覧を表示するフォルダの作成
FirstClassクライアントの詳細表示のコンテナと同じように動作するコンテナを作成できます。このコンテナを利用すると、ファイルをアップロードして保存し、ファイル一覧として公開できます。
例一覧フォルダを作成するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、一覧フォルダを保存するフォルダを開きます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 ［Listing Folder］を選択します。
5 ［ブラウザで表示］をクリックし、一覧フォルダのデフォルトでのデザインを確認します。
6 必要に応じて表示を変更します。
フォルダを選択した状態で［外観］をクリックし、一覧フォルダで使用するテンプレートを選択してください。［ブラウザで表示］をクリックすると、選択したテンプレートの表示を確認できます。
7 必要に応じて、デフォルトの一覧フォルダ名を変更します。
一覧フォルダを選択し、コンテキストメニューから［名前の変更］を選択してください。
8.一覧フォルダにファイルをアップロードし、ファイルが表示されるようにします。
ファイルの名前やプロパティは、必要に応じて変更できます。変更するには、ファイルを選択してから［プロパティ］をクリックしてください。
フォルダによるウェブサイトの内容の整理
Webサイトの内容は、フォルダに保存して整理できます。このコンテンツは、ユーザのホームページのナビゲーションバーには表示されません。Webサイトのフォルダを開くと、コンテンツがナビゲーションバーに表示されます。
Webフォルダを作成するには、以下の操作を行います。
1 ［Webフォルダ］を開きます。
2 必要に応じて、Webフォルダを保存するフォルダを開きます。
フォルダを階層化してWebページを保存することもできます。サブフォルダは、Webフォルダとフォルダの一覧のどちらの中にも作成できます。
3 ［作成］フィールドで［新規Webページ］を選択します。
4 ［Web Folder］を選択します。
5 ［ブラウザで表示］をクリックし、Webフォルダのデフォルトでのデザインを確認します。
6 必要に応じて表示を変更します。
フォルダを選択した状態で［外観］をクリックし、Webフォルダで使用するテンプレートを選択してください。［ブラウザで表示］をクリックすると、選択したテンプレートの表示を確認できます。
7 必要に応じて、デフォルトのWebフォルダ名を変更します。
Webフォルダを選択し、コンテキストメニューから［名前の変更］を選択してください。 リンク集の作成
自分のWebサイトの訪問者に、役に立つリンクを集めたページを表示することができます。このリンクは、任意のリンク用フォルダに保存したFirstClassのブックマークです。
リンクページを作成するは、以下の操作を行います。
1 ［ブックマーク］フォルダにブックマークを作成します。
2 Webフォルダ内に、リンク用フォルダを作成します。
3 このリンク用フォルダ内に、リンクを紹介するための標準のWebページを作成します。
4 ブックマークをこのリンク用フォルダにコピーまたは移動します。
訪問者がこのリンク用フォルダを開くと、ナビゲーションバーにリンクの一覧が掲載されたリンク紹介ページが表示されます。
以前のコンテンツによるWeb公開アプリケーションの使用 8.3以前のWebサイトのコンテンツで起こる問題
バージョン8.3以前のFirstClassクライアントを使用して作成したWebサイトコンテンツは、特別な作業をしなくても、これまで通りWebサイト上に公開されます。コンテンツは、今までと同じように追加できます。
 注意新しいWeb公開アプリケーションを使用しない場合は、［背景色とフォント］ボタンをクリックしないでください。このボタンをクリックすると、FirstClassは新しいWeb公開機能をこのコンテナで使用するようになるため、Webページが意図した通りに表示されなくなります。
ただし、Web公開用アプリケーションのすべての機能を使用できるわけではありません。例えば、コンテンツを作成した通りにWebサイト上に表示したり、デザインのテンプレートを適用したりすることはできません。
また、HTML形式のページでは、ナビゲーションバーや、テンプレートで提供される書式設定が使用できません。基本的に、これらのページはユーザのサイトでは独立したページとなります。
このような理由から、既存のコンテンツを新しいWebフォルダで公開するように切り替えることをお勧めします。 新しいWebフォルダへの切り替え
自分の古いWebサイトのコンテンツを、新しいWeb公開用アプリケーションで利用できるように切り替える作業は、簡単な操作で実行できます。ユーザの旧WebサイトはWebフォルダの中にありますが、このフォルダは、以前の［マイWebサイト］フォルダや［Home Page］フォルダと同じもので、名前が変更されています。
このフォルダを保存したり新規フォルダを作成したりするには、FirstClassクライアントをお使いになることをお勧めします。そうすれば、以前のコンテンツを保存して一度に1ページずつコンテンツを移動できるようになるため、問題が発生した場合でも、その影響を各ページ内にとどめることができます。方法については、クライアントのオンラインヘルプを参照してください。
この作業を行わない場合でも、少なくとも以前のコンテンツで特別に名前を付けたホームページドキュメントは、必ず移動するか名前を変更するようにしてください。index.htm/.html, home.htm/.html、またはdefault.htm/.htmlなど、ホームページ名が付いたドキュメントがコンテンツ内に1つでもあると、Webフォルダは正しく動作しません。このページの内容も新しいWebページにコピーできます。
| ||