カスタマイズしたリソースをユーザに適用する方法
注意
このドキュメントでは、カスタマイズしたリソースを配布するための基本的な事項のみを説明しています。リソースの配布方法についての詳細は、「サーバの管理」ヘルプと「インターネットサービス」ヘルプを参照してください。
リソースの配布方法
カスタマイズしたリソースをユーザに配布するには、以下の2つの方法があります。
• サーバにリソースを保存して、このサーバに接続するユーザすべてがそのリソースを利用できるようにする
リソースは[FC Resource Registry]会議室に保存できます。また、各コンテナの[Rules & Resources]フォルダにも保存できます。
• リソースを含む設定ファイルを、ユーザにメールで配布するか、共有のコンテナに保存する
ユーザは、この設定ファイルを使用して自分の設定ファイルを更新できます。
注意
カスタマイズしたサウンドリソースを配布する場合は、設定ファイルを使用してください。サーバから直接サウンドファイルにアクセスすることはできません。アクセスするには、データベース機能拡張を利用する必要があります。
ヒント
ユーザが常に最新のリソースを使用できるようにするには、コンテナの[Rules & Resources]フォルダを利用することをお勧めします。FirstClassは[Rules & Resources]フォルダ内の設定ファイルのバージョンを常に監視し、ユーザが使用しているリソースがフォルダ内のリソースより古い場合は、ユーザのリソースを自動的に更新します。これにより、ユーザはキャッシュをクリアして新しいリソースをダウンロードしなくても、リソースを更新できるようになります。 カスタマイズしたリソースを[FC Resource Registry]に保存する場合
カスタマイズしたリソースは、icon.rezなどの.rezファイルではなく、[Japanese Resources]ファイルに保存することをお勧めします。FirstClassをアップグレードしても[Japanese Resources]ファイルは変更されないため、カスタマイズしたリソースがアップグレードによって失われてしまうことはありません。
注意
lang.rez、icons.rez、およびpictures.rezファイルにあるリソースをカスタマイズする場合、対象のリソースを各ファイルから削除しないでください。削除するとFirstClassが正常に動作しなくなることがあります。カスタマイズしたリソースを作成し、元のリソースと同じリソースIDを割り当てるようにしてください。
[FC Resource Registry]へのリソースの追加
カスタマイズしたリソースを[FC Resource Registry]に追加するには、以下の操作を行います。
1 Japanese Resourcesファイルを[FC Resource Registry]会議室からダウンロードします。
2 このファイルをFirstClassデザイナーで開きます。
3 必要に応じて、ファイル内のリソースを編集します。
4 更新したファイルを[FC Resource Registry]会議室にアップロードします。
6 以前に作成したファイルの保護を解除し、ファイルを削除します。
配布したリソースで起こる問題のトラブルシューティング
配布したリソースでよく起こる問題について、以下に説明します。
問題 |
詳細 |
画像がMacでは表示されるが、Windowsでは表示されない |
このエラーは、PICTファイルにベクタ情報が含まれている場合に起こります。画像処理ソフトウェアを使用して、この画像をビットマップ形式で保存してください。 |
自分の設定ファイルにある画像が全く表示されない |
FirstClassを動作させるために必要なメモリが不足しています。 |
Windows版のFirstClassデザイナーで作成した設定ファイルが、Windowsでは開くが、Macでは開かない |
Windowsで作成した設定ファイルをMacで開くには、以下の操作を行います。 1 FirstClassを起動します。 2 [ファイル]>[開く]を選択します。 3 設定ファイルを選択します。 4 変換するかどうかを尋ねる画面が表示されたら、[変更]をクリックします。 設定ファイルが変換されたら、そのファイルをダブルクリックするか、FirstClassのアプリケーションのアイコンにドラッグして、ファイルを開くことができます。 |
自分でカスタマイズしたリソースがWebブラウザで表示されない |
また、カスタマイズしたサウンドや背景画像をWebで利用できるようにするには、HTMLコードの記述が必要です。 |
以前の設定ファイルにあるボタンの一部が動作しない |
FirstClassのコマンド番号の一部が変更されています。 |
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