文字列リソース
文字列リソースについて
メニューやエラーメッセージのテキストに利用される文字列は、文字列リソースに格納されています。文字列をカスタマイズするには、その文字列を利用できるデータベース機能拡張が必要です。
カスタマイズした文字列リソースのIDとインデックス番号は、クライアント内の各数値を同じにする必要があります。
文字列リソースには以下の2種類があります。
文字列 |
複数の文字列を格納できる文字列テーブルがあり、各テーブルはインデックス番号で識別されています。 |
単一文字列リソース |
1つの文字列を独立したリソースとして保持します。 |
文字列の追加
文字列リソースを追加するには、以下の操作を行います。
1 [フォーム]>[新規フォーム]>[文字列]または[単一文字列]を選択します。
2 テキストを入力し(半角で最大255文字)、フォームを閉じてリソースを保存します。
[プロパティ]フォームが開きます
3 以下のフィールドの内容を設定します。
リソース名 |
このリソースに付ける名前です。 |
リソースID |
このリソースのリソースIDです。 |
1つの文字列リソースに、最大255個の文字列を追加できます。 既存の文字列リソースに文字列を追加する方法
1 文字列リソースをダブルクリックして開きます。
2 [フィールド]>[文字列テーブルの追加]を選択します。
3 文字列を追加します。 既存の文字列リソースに文字列を挿入する方法
1 文字列リソースをダブルクリックして開きます。
2 新しい文字列の挿入箇所のすぐ上にある文字列テーブルのインデックス番号をマウスで選択します。
3 [フィールド]>[文字列テーブルの追加]を選択します。
4 文字列を追加します。
文字列の編集
文字列を編集するには、文字列リソースまたは単一文字列リソースをダブルクリックで開き、内容を変更してください。
文字列の削除
文字列リソースから文字列を削除するには、削除したい文字列の左側にあるインデックス番号を選んで[Delete]キーを押してください。
マッピングテーブル内の文字列でファイルを識別する仕組み
Windowsは、ファイルの拡張子に基づいてファイルの種類を識別します。Macは、ファイル内に記述されたtypeとcreatorの情報(そのファイルを作ったアプリケーション)に基づいてファイルを識別します。FirstClassは、Windowsのファイルの拡張子とMacのtype/creator情報をマッピングすることで、同じファイルをどちらのOS上でもダウンロードして表示できるようにしています。拡張子やtype/creator情報をマッピングする場合、FirstClassクライアントは内部に保存されている文字列テーブルを使用します。
MacのファイルがWindowsマシンにダウンロードされると、WindowsのFirstClassクライアントがMacのtype/creator情報に基づいてファイルの拡張子を追加します。
WindowsのファイルがMacマシンにダウンロードされると、MacintoshのFirstClassクライアントがWindowsのファイル拡張子に基づいてtype/creator情報を追加します。 標準のファイルマッピングの置き換え
文字列テーブル内のマッピングを置き換えることができます。このためには、設定ファイルやlangxxx.rezファイル内に、置き換え用のリソースIDが10の文字列テーブルを作成します。クライアントに付属する設定ファイル内の文字列リソースに、定義済みのマッピングがすべて含まれるようにしてください。FirstClassデザイナーに付属するExample.fc設定ファイル内にも、これらのマッピングに関する情報が保存されています。
文字列フォーマットは以下のようになります。
xxx=cccctttt
このうち、
xxxはWindowsファイルの拡張子です。
ccccはMacのcreatorタグです。
ttttはMacのtypeタグです。
また、以下のような複数の文字列を保存できます。
• 同じ拡張子を持つ文字列(複数のMac用type情報を同一のWindows拡張子にマッピングする場合)
• 同じtype/creator情報を持つ文字列(複数のWindows拡張子を同一のMac用type/creator情報にマッピングする場合)
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