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MIMEを使用したファイルの表示



MIME Typesファイルについて
MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)とは、インターネットで送信できるようにドキュメントとメッセージの書式を設定するための仕様です。これらのドキュメントには、サーバパースファイルと以下のようなさまざまな非HTMLファイルが含まれます。
• 画像
• 音声
• 動画
インターネットサービスは、Windowsファイルの拡張子、およびMacファイルのタイプ情報とクリエータ情報をMIMEタイプファイルにマッピングします。このファイルは、ASCIIデータを扱うことができるエディタ(Windowsのメモ帳やMacのSimpleTextなど)で開くことができます。
MIME タイプファイルを使用して、以下の設定を実行できます。
• ファイルタイプを特定のプログラムに関連付ける
• テンプレートのないドキュメントを表示する
• HTML形式でないファイルをブラウザで表示できるようにする
• パースするファイルの種類をインターネットサービスに伝える
MIME Typesファイルは、管理者デスクトップの[Internet Services]フォルダ(またはそのクラスタの該当フォルダ)か、またはハードディスクの[FCServer]>[Config]フォルダに保存できます。このファイルを管理者のデスクトップに保存すると、リモートでこのファイルにアクセスできるようになります。また、どちらの場所にもある場合は、管理者デスクトップにある方のファイルが[Config]フォルダにある方のファイルより優先的に適用されます。
既存のMIME Typesファイルに変更を加えることもできますが、標準的なFirstClassのシステムでは変更する必要はほとんどありません。このMIME Typesファイルは、デフォルトで、一般に広く使われているファイル拡張子を処理するように設定されています。



ファイルタイプのプログラムへの関連付け
MIME Typesファイルを最もよく利用するのは、ファイルタイプをプログラムに関連付ける場合です。Macファイルのタイプ名とクリエータ名の標準的な長さは、どちらの半角4文字です。名前が4文字未満の場合は、名前を二重引用符("")で囲み、文字のない部分に空白を入れてください(例:"mp3 ")。
利用できるMIMEタイプのデータがない場合、インターネットサービスは、FILETYPESの登録内容に基づいて、そのファイル拡張子を該当するMacファイルのタイプ名とクリエータ名にマッピングします。FILETYPESには、よく知られている拡張子、タイプ名とクレータ名、およびアイコンIDの一覧があらかじめ登録されています。MIME Typesドキュメントに対応する情報がない場合は、このFILETYPESが代わりに使用されます。



プログラムへのアイコンの関連付け
FILETYPESの一覧表には、多くのファイル拡張子に適用されるデフォルトのアイコンIDが登録されています。MIME Typesドキュメントの該当する行の末尾に新しいアイコンIDを登録すると、その設定がデフォルト設定より優先的に適用されます。
例えば、Microsoft Wordに割り当てるアイコンIDを、デフォルトの9620ではなく1234にしたい場合は、MIME Typesドキュメントの該当する行を以下のように編集します。
application/msword                                      W6BN    MSWD    .doc 1234



MIME Typesファイルの構文
MIME Typesファイルの基本構文は以下の通りです。
MIMEタイプ/サブタイプ<タブ>Macタイプ<タブ>Macクリエータ<タブ>ファイル拡張子[<タブ>添付アイコンID]
このうち、
MIME タイプ:ファイルタイプ
サブタイプ :ファイルのサブタイプ
<タブ> :空白
Macタイプ :Macファイルのタイプ名
Macクリエータ :閲覧ソフトの種類
ファイル拡張子 :ファイルの拡張子
添付アイコンID:デフォルトのアイコンIDより優先的にこのファイルタイプに適用するアイコンID
以上の構文に従うと、標準のMIMEタイプの登録は以下のようになります。
text/html<タブ>text<タブ>MSIE<タブ>.html
この登録によって、.html拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
動画ファイルの場合は、MIME Typesファイルに以下のようなコード行を登録できます。
video/mpeg MPEG mMPG .mpeg
この登録によって、.mpeg拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
MIMEタイプの構文では、すべての変数を記述することをお勧めしますが、最も重要な変数はMIMEタイプ、サブタイプ、およびファイル拡張子です。この3つの登録は、MIMEタイプのコードを機能させるために登録する必要があります。また、MacタイプMacクリエータ変数には、以下のように疑問符(?)を入力できます。
audio/basic ????????.snd
この登録では、基本的な音声ファイルに.snd拡張子を指定していますが、MacタイプMacクリエータは特に指定しないため、疑問符(?)を入力しています。
MIME Typesファイルには、GIFファイルやPostScriptファイルなどあらかじめ多くのMIMEタイプが定義されていますが、行を追加して独自に定義することもできます。よく使用されるファイル拡張子には、以下のようなものがあります。
• .shtml、 .shtm、 .shm、 .inc
• .swm、.swmls、.wml
• .png、.pict、.bmp
• .txt
• .css



テンプレートのないドキュメントの表示
MIME Typesファイルを使用することで、テンプレートのないドキュメントを表示できます。
通常は、FirstClassのWebドキュメントが開かれると、テンプレートが表示のために使用されます。しかし、HTMLやXML(eXtensible Markup Language)など他のマークアップ言語でWebページを作成して、自分のWebサイトで表示したい場合は、テンプレートを使用しないでファイルをブラウザに送信する必要があります。このような方法でファイルを送信するには、該当するファイル拡張子を特定のファイルタイプに関連付けます。
マークアップ言語のファイル
HTMLファイルの場合は、MIME Typesファイルに以下のようなコード行を登録できます。
text/html<タブ>text<タブ>MSIE<タブ>.html
この登録によって、.html拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
標準外の拡張子
.wwsのような標準外の拡張子のHTMLページを表示するには、MIME Typesファイルに以下のようなコード行を登録します。
text/html<タブ>text<タブ>MSIE<タブ>.wws
この登録によって、.wws拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
ブラウザによる非HTMLファイルの識別
MIME Typesファイルを使用することで、ブラウザが非HTMLファイルを識別して、ディスク保存以外の動作を行うように設定できます(音声ファイルや動画ファイルの場合など)。よく使用される登録は以下の通りです。
audio/mp3<タブ>"MP3 "<タブ>????<タブ>.mp3
このうち、
audio:ファイルタイプ
mp3:このファイルのサブタイプ("MP3 "は文字数が4文字未満のMacファイルタイプ)
????:任意のブラウザ
.mp3:ファイルの拡張子



サーバパースファイルの表示
MIME Typesファイルを設定して、サーバパースを行うファイルを選択することもできます。サーバパースファイルとは動的なWebドキュメント(.shtml拡張子)で、サーバに送信されてからブラウザで表示されます。これに対して、静的なWebドキュメント(.html)はサーバを通過せずにブラウザで表示されます。
ブラウザがページを呼び出すと、インターネットサービスは、表示する必要のあるサーバパースファイルをFirstClassサーバに送信して、ファイルを処理します。処理が完了し、ファイルがFirstClassサーバから返されると、インターネットサービスはそのファイルをブラウザに転送して表示します。
サーバパースファイルには以下の種類があります。
• .shtml拡張子の付いたファイル
• インターネットサービスのWebテンプレート
• インターネットサービススクリプトがコードに記述されているドキュメント
以下は、サーバパースファイルをMIMEタイプに登録する場合の例です。
• text/x-server-parsed-html TEXT MOSS .shtml
• text/x-server-parsed-html TEXT MOSS .shm
• text/x-server-parsed-html TEXT MOSS .inc
06092010_122716_1.png注意
Netscape用のMacクリエータのコードはMOSSです。
上の例のコードによって、拡張子が.shtml、.shm、または.incのhtmlファイルがサーバパースファイルとして識別されるようになります。

 

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