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Webサイトへのユーザのアクセス



[複数サイトと複数言語の設定]フォーム
ユーザがWebサイトにアクセスできるようにするには、[複数サイトと複数言語の設定]フォームを設定する必要があります。ご利用のシステムで1つのWebサイト、複数のWeb サイト、または複数言語のWebサイトを公開する場合は、そのサイトの情報をこのフォームに登録する必要があります。
デフォルトでは、[複数サイトと複数言語の設定]フォームにデフォルトの[Main Site]の情報が登録されています。また、[新規サイトの作成]ボタンを使用して作成されたサイトも登録されます。
このフォームに複数のWeb サイトや複数言語のWeb サイトを登録したり、各サイトでセキュリティ証明書を利用したりすることもできます。
06092010_122716_1.png注意
[複数サイトと複数言語の設定]フォームの設定を変更したら、インターネットサービスを再起動することをお勧めします。[ポート]フィールドまたは[SSL状態]フィールドを変更または追加した場合は、(待機するポートが変更されるため)必ずインターネットサービスを再起動してください。



サイトでの複数言語のサポート
付属のWebテンプレートは使用言語に依存しません。インターネットサービスは、あらゆる情報を言語のリソースファイルから取得します(例えば、en.rezは英語、fr.rezはフランス語、es.rezはスペイン語、fi.rezはフィンランド語、en-us.rezは米語、 ja.rezは日本語のリソースファイルです)。リソースファイル名は、言語や方言のISOコード名を表しています。インターネットサービスが利用する言語リソースファイルは、[FC Resource Registry]フォルダ内に置く必要があります。
ユーザは、使用する言語の優先順位をWebブラウザの言語設定で設定します。ここで先頭に登録された言語が、このユーザのデフォルトの言語になります。
インターネットサービスは、以下の順序で検索を実行して現在の言語を表示します。
• ユーザのブラウザで設定されたデフォルトの(先頭の)言語
• ユーザのブラウザで設定されたその他の言語
• [Webとファイルの詳細設定]フォームの[HTTP]タブで設定されたサーバ用のデフォルトの言語
言語の方言
インターネットサービスは、言語が見つからない場合、言語の方言を探してから別の言語を探します。また、リソースファイルを探してから言語を探します。つまり、インターネットサービスは、ある言語ですべてのリソースを探してから、次の言語を探し始めます。
例えば、ブラウザでの言語設定が以下のような順番であったとします。
a:英語(米国)[en-US]
b:フランス語[fr]
c:英語[en]
この場合、インターネットサービスは、以下の順番で目的の言語を探します。
a:英語(米国)[en-US]
b:英語[en]
c:フランス語[fr]
d:英語[en](インターネットサービスはこれを重複とみなして検索リストから削除します)
[en-US]は英語の方言であるため、[en-US]を発見できない場合は、[en]言語ファイルを探してから次の言語(この場合はフランス語)を探しに行きます。
[複数サイトと複数言語の設定]フォームでの言語設定
[複数サイトと複数言語の設定]フォームでサイトの言語を設定する順番は、先頭の言語を除いて順不同です。先頭の言語は、そのサイトのデフォルトの言語になります。2番目以降の言語では、ユーザのブラウザで設定した言語の優先順位が使用されるため、フォームでの順番は影響しません。複数のサイトを設定し、(1つのコンテンツを複数言語で公開するために)言語別のフォルダを作成している場合は、使用するすべての言語名を[複数サイトと複数言語の設定]フォームの[言語]フィールドに登録する必要があります。
81203_40013_5.png警告
サイトで言語別のフォルダを作成していない場合は、[言語]フィールドを空白にしてください。空白にしないと設定が適用されなくなります。



[複数サイトと複数言語の設定]フォームの設定
[複数サイトと複数言語の設定]フォームの設定例として、以下の3つの異なるサイトにメインのIPアドレスを割り当てることにします。
各サイトが異なるエイリアス名を持ちます(ただし、IPアドレスは同じです)。このエイリアス名は、[WWW]フォルダ内にある各サイトのフォルダ名に対応します。各サイトのドメインは、すべて同じIPアドレスに名前解決されます。各サイトで複数の言語を利用するには、[言語]フィールドに言語のISOコードを入力します。
また、ドメインネームサーバ(DNS)にドメイン名を設定し、 他のサーバがそれらのドメイン名を認識できるようにします。
下図は、この場合のフォームの設定例です。
11182005_112849_0.jpg
IPアドレスの異なる複数のサイトに同じサーバを割り当てる場合は、異なる設定が必要になります。例えば、IPアドレスごとに異なるネットワークインタフェースカード(NIC)をサーバマシンに取り付けて設定したり、ご利用のシステムのドメインネームサーバ(DNS)でドメイン名を設定したりする必要があります。下図は、同じサーバで複数のIPアドレスを利用する場合のフォームの設定例です。
11182005_113109_1.jpg
上の3つのサイトには同じA503IPアドレスが割り当てられています。しかし、4番目のサイトには異なるIPアドレスが割り当てられ、異なるセキュリティ証明書が利用されています。したがって、ユーザが最初の3つのサイトからどれかのドメイン名を入力すると、192.166.0.0のIPアドレスに移動します。ユーザが4番目のドメインを入力すると、192.166.2.2のIPアドレスに移動します。
一般公開サイト用の[複数サイトと複数言語の設定]フォームの設定
ログイン情報もSSLも使用しない一般公開用のWebサイトを作成することもできます。カスタマイズしたテンプレートを使用している場合や、たまたまサイトを訪れた一般の人々に対して情報を提供する場合には、このようなWebサイトを公開できます。FirstClassでWebサイトを一般公開する場合は、サイトのエイリアス名の先頭に感嘆符(!)を付けてください。例えば、エイリアス名がSpainという名前のサイトを、資格情報を使用しない一般公開用サイトにする場合は、[複数サイトと複数言語の設定]フォームを下図のように設定します。
11182005_113201_2.png

 

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