WebDAVの設定
WebDAVについて
WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)はHTTP(Hypertext Transfer Protocol)の拡張仕様で、Microsoft Officeファイル(Word、Excel、PowerPointなど)を共同で作成および編集できるようになります。
ユーザは、ファイルサーバを使用しているときのように、アップロードファイルにアクセスできます。FirstClass Webサービスブラウザクライアントを使用すると、編集したファイルをFirstClass Webサービスに直接保存できるようになります。
また、WebDAV対応アプリケーションのロック機構もサポートされます。そのため、あるユーザがファイルを開いて編集しているときに別のユーザがそのファイルを編集しようとすると、ファイルがロックされていることがそのユーザに通知されます。アプリケーションによっては、別のユーザも編集を行って最後にファイルを統合するかどうかを選択したり、そのファイルが編集可能になったことがアプリケーションから通知されるまで待機したりできる場合もあります。WebDAVのロック機構をサポートするには、アクセスするコンテナにWebDAVロックの列が存在している必要があります。
WebDAVの設定
WebDAVは80番ポート(または、お使いのHTTPで設定されているポート)を使用します。SSLがサポートされているため、公開されているネットワーク上でコンテンツを安全な状態に保つことができます。SSLを使用しなくてもユーザ名とパスワードは安全な状態に保たれますが、コンテンツは危険に晒される場合があります。
FirstClassに付属しているHeaderMatchドキュメントには、WebDAVを有効にするための行が含まれています。また、高度なWebDAV設定オプションも含まれているため、必要に応じて利用できます。これらのオプションはHeaderMatchドキュメントに記載されています。
ユーザグループでWebDAVを有効にするには、(https://で始まる)WebDAVサーバのURLを[グループ権限]フォームの[サービス]タブにある[WebDAVのドメイン]に入力します。このURLは、インターネットサービスを実行しているマシンのURLにする必要があります。
ファイルサーバとしてのFirstClassの使用
ユーザがFirstClassをファイルサーバのように使用できるようにするには、ユーザのコンピュータのネットワークドライブをWebDAVサーバにマッピングする必要があります。必要に応じて、以下の情報をユーザに伝えてください。
コンピュータ上でネットワークドライブをマッピングすると、オンラインでファイルを編集したり、ドラッグアンドドロップ操作で多くのファイルのアップロードやダウンロードを行ったりできるようになります。管理者が知らせたマッピングドライブが、コンピュータ上で他のフォルダと同じように表示されるようになります。 Windowsドライブのマッピング
注意
以下の手順は、すべてのバージョンのWindowsに標準的な操作です。ただし、バージョンによって手順が多少異なる場合があります。
1 [マイコンピュータ]を開きます。
2 [ツール]>[ネットワーク ドライブの割り当て]を選択します。
3 接続するURLを入力します(URLは管理者から通知されます)。
4 プロンプトの後にログイン資格情報を入力します。
この資格情報は、ログインに使用するユーザ名とパスワードです。 Macドライブのマッピング
1 [Finder]>[移動]>[サーバへ接続]を選択します。
2 接続するURLを入力します(URLは管理者から通知されます)。
3 プロンプトの後にログイン資格情報を入力します。
この資格情報は、ログインに使用したユーザ名およびパスワードと同じです。
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