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アーカイブサービス



アーカイブサービスについて
FirstClassアーカイブサービスは、アーカイブ機能とコンプライアンス機能を提供するサーバのアドオンサービスで、以下の情報を保存します。
• 個人のメッセージ
• チャットの会話
• 個人用カレンダーの予定と作業
• ドキュメント、wikiページ、ブログのエントリ
• 共有会議室と会議室のメッセージ
コンテンツは、ユーザと会議室のグループ単位でアーカイブされます。
また、単一のオブジェクトを効率的にバックアップおよび復元できる機能も備わっています。アーカイブサービスは、アーカイブストアという名の専用スペースを利用します。本番サーバで、アーカイブサービスはサービスとして表示されます。ユーザとメッセージをアーカイブサービスに同期するには、ゲートウェイ接続を使用します。
アーカイブサービスのライセンス
アーカイブサービスに付属するライセンスは、5人のユーザと1人のLibrarianユーザをサポートします。アーカイブユーザライセンスは追加購入することができます。
ライセンスがサポートするユーザ数(アーカイブライセンスプール)は、アーカイブ権限を持つすべてのグループのメンバーに対して適用されます。このプールを使い切ると、グループの他のメンバーはアーカイブ対象から除外されます。
システム全体の監査を行うと、除外されたすべてのユーザが報告されます。また、アーカイブされていないコンテナがあるかどうかを診断した結果がも報告されます。



アーカイブサービスのインストール
アーカイブサービスは、本番サーバとは異なるマシンにインストールしてください。それぞれの場合におけるインストールの最低要件はリリースノートに記載されています。システムの実際のパフォーマンスは、ハードウェアの性能やシステムの利用頻度によって異なります。
06092010_122716_1.png注意
FirstClassアーカイブサーバをFirstClassのコアサーバと同じコンピュータ上で実行できる可能性はありますが、弊社ではそのようなテストはしておらず、またサポートもしていません。したがって、同じマシンでは実行しないようにすることを強くお勧めします。
アーカイブサービスをインストールするには、適切なマシン上でインストーラを実行し、その指示に従ってインストールします。
インストーラによって、ハードドライブ上にアーカイブストアが作成されます。
FirstClassアーカイブサービスのインストールが完了したら、以下の作業を行う必要があります。
• 本番サーバからのゲートウェイを作成する
• 本番サーバ上で該当するグループ用のアーカイブを設定する
• ゲートウェイをテストする



アーカイブサービスへのログイン
アーカイブサービスにログインするには、librarianアカウントを使用します。このアカウントは、アーカイブサービスの管理に必要なあらゆる機能にアクセスできます。これはレギュラーユーザアカウントで、いくつかの権限が追加されています。このアカウントを使用すると、以下の操作を実行できます。
• アーカイブされたメッセージのBCCの受信者を見る
• [Reports and Core Services]コンテナにアクセスする
• [セッションモニタ]と[システムプロファイル]にアクセスする
• [ディレクトリの一覧]でユーザと会議室のアーカイブを表示する
• [管理]>[サーバ管理]メニューでアーカイブサービスをシャットダウンする
アーカイブサービスに初めてログインするときは、「librarian」(カギ括弧は除く)をユーザ名およびパスワードとして使用します。安全のため、パスワードはログイン後すぐに変更してください。


ゲートウェイの作成
アーカイブサーバへのゲートウェイを作成するには、以下の操作を行います。
1 [FC Update Service]コンテナを開きます。
2 [Archive Services update] を選択します。
3 [Apply Update]をクリックします。
アーカイブサービスが本番サーバのドメイン名を自動的に設定し、アーカイブサービスのゲートウェイが要求に応じてサーバに接続できるようにします。このドメイン名は、本番サーバの[システムプロファイル]から取得されます。アーカイブ機能を利用するのにこの情報が正しく入力されていることを確認してください。
パスワードフィールドは空白にしてください。FirstClassが安全なパスワードを自動的に生成し、アーカイブサーバと本番サーバに初めて接続したときに、両方のサーバのパスワードを更新します。
アーカイブサービスはサーバのシリアル番号も自動的に設定します。この番号を変更する必要がある場合は、80000000~800000099の値を使用してください。
アーカイブサービスは、初めて本番サーバに接続したときに、サーバの登録、パスワードの設定、ログイン、およびメッセージのアーカイブを自動的に実行します。デフォルトでは、アーカイブされていない個人メッセージの数が50件に達した時点で接続するように設定されています。この設定をそのまま利用することも、異なるスケジュールを設定することもできます。



グループ用のアーカイブ設定
ユーザグループ
7202010_20004_0.png注意
[All Users]グループに対してアーカイブを有効にしないでください。ライセンス数を超えないようにするため、カスタムグループ(複数のグループに対して異なるアーカイブ設定を行う必要がある場合は複数のカスタムグループ)を使用することをお勧めします。
ユーザグループに対してアーカイブを有効にするには、以下の操作を行います。
1 本番サーバで、[グループ権限]フォームを開きます。
2 [サービス]タブの「アーカイブサービス」セクションに必要事項を入力します。
グループのアーカイブ期間はいつでも変更できます。アーカイブ期間を短くすると、期限切れになったアーカイブ済みコンテンツが次の監査で削除されます。
[既存のコンテンツに以前のアーカイブ期間を使用する]を選択すると、新しいコンテンツにのみ期間の変更が適用されるようになります。変更時にアーカイブサーバに存在していたコンテンツには、以前の保存期間が引き続き適用されます。
会議室
(共有)会議室のアーカイブを有効にするには、以下の操作を行います。
1 アーカイブに使用するコンテナ用テンプレートを作成します。
2 [アーカイブコンテナ]を作成し、アーカイブ期間を指定します。
3 アーカイブする会議室をこのグループに登録します。
アーカイブ対象の会議室ごとに、アーカイブサービスは次回の同期中にアーカイブサーバ上に会議室を作成し、新たにアーカイブ対象の会議室に送信されたメッセージを保存します。



ゲートウェイのテスト
ゲートウェイが正しく設定されていることを確認するには、以下の操作を行います。
1 アーカイブを有効にしているユーザを数名選び、そのユーザにテストメッセージを送信します。
2 [ゲートウェイ]フォームを開いて、[閉じたら接続]をクリックします。
これによって、待機メッセージの数が設定数に達するのを待たずに、ゲートウェイがすぐに開始されます。
3 librarianアカウントでアーカイブサーバにログインし、メッセージが正しいアカウントにアーカイブされていることを確認します。



訴訟ホールドの設定
あるユーザーグループに対して、保存したすべてのメッセージが期限切れにならないようにしたい場合は、そのグループに訴訟ホールドステータスを設定します。訴訟ホールドを設定すると、そのグループのアーカイブアカウントにあるアイテムに有効期間が適用されなくなります。グループの訴訟ホールドステータスを解除するまで、アイテムは無期限に保存されます。
訴訟ホールドをグループに設定するには、以下の操作を行います。
1 該当の[グループ権限]フォームを開きます。
2 [サービス]タブで、[どのコンテンツも削除しない]を選択します。
この設定は、このフォーム上の他のすべての設定より優先して適用されます。



コンテンツのアーカイブ
アーカイブサービスを実行すると、ゲートウェイによって、アーカイブサーバ上のアーカイブコンテナにコンテンツが自動的に配信されます。
会議室
ゲートウェイは、共有会議室と会議室のメッセージを[Conferences]コンテナにアーカイブします。このコンテナにアクセスするには、アーカイブサーバ上で[ディレクトリの一覧]を使用します。アーカイブされた会議室の名前には、その会議室が初めて同期されたときの名前が使用されます。
アーカイブ対象コンテナの数が1000に達するか、新しい年が始まると、アーカイブサービスは新しいサブコンテナを作成します。このサブコンテナの名前には、作成時の日付が使用されます。
その他のコンテンツ
ゲートウェイは、送信済みメッセージと受信した個人用インスタントメッセージの会話を(メッセージとして)アーカイブコンテナに配信します。FirstClass Webサービスのチャットは、送信されたチャットの会話とともに保存されます。
アーカイブ内のメッセージの最終更新日は、そのメッセージが本番サーバ上で配信された日付に設定されます。メッセージの有効期間は無効になり、アーカイブ期間が代わりに適用されます。
ゲートウェイは、個人用カレンダーの予定と作業、ドキュメント、wiki、およびブログを、ドキュメントとしてアーカイブコンテナに追加します。
新しい年が始まるか、コンテナの容量が限界に達すると、アーカイブサービスは新しいユーザアーカイブを作成します。
有効期間が変更されるたびに、アーカイブサービスは新しいメールボックスコンテナを作成します。



コンテンツの復元
コンテンツの復元が必要になるのは、以下のような場合です。
• ユーザが誤ってメッセージに削除したとき
• 訴訟などのためにメッセージのコピーの提供が必要になったとき
メッセージを復元できるのはlibrarianアカウントだけです。
06092010_122716_1.png注意
会議室のメッセージはユーザ単位で復元されます。会議室単位では復元されません。メッセージを直接会議室に送信することもできますが、実際に行うことはお勧めしません。
アーカイブしたメッセージの復元
FirstClassユーザのメッセージを復元するには、以下の操作を行います。
1 librarianアカウントでログインします。
2 [管理]>[ディレクトリの一覧]を選択します。
3 ユーザまたは会議室を検索します。
06092010_122716_1.png注意
会議室を検索する場合は、[会議室]を選択していることを確認してください。
4 目的のユーザまたは会議室をディレクトリの一覧から選択し、[アーカイブを開く]をクリックします。
5 アーカイブされているメッセージを検索します。
日付の範囲で検索対象を絞って検索できます。
6 復元するメッセージを選択します。
7 コンテキストメニューから[受信者に送信]を選択します。
選択したメッセージが添付された状態で新規メッセージが開きます。
8 受信者の[名前1]と[名前3]を入力し、その後にコンマと本番サーバ名を入力するか、コンマを入力してから[Enter]キーを押して、ホストサーバ名を検索します。
9 [送信]をクリックします。
10 受信者に対し、メッセージを開き、添付ファイルをドラッグしてメールボックスから取り出すように指示します。
アーカイブしたメッセージの外部ユーザへの送信
アーカイブしたメッセージを外部ユーザに送信するには、以下の操作を行います。
06092010_122716_1.png注意
所属する組織によっては、FirstClassを使っていないユーザのためにメッセージを保存しておくことが求められる場合があります。例えば、弁護士であれば、すべてのユーザメッセージやシステムメッセージのハードコピーを入手したり、特定のユーザがやり取りしていたすべてのメッセージの内容をまとめたりすることが必要になる場合があります。
1 librarianアカウントでログインします。
2 [管理]>[ディレクトリの一覧]を選択します。
3 ユーザまたは会議室を検索します。
4 目的のユーザまたは会議室をディレクトリの一覧から選択し、[アーカイブを開く]をクリックします。
5 アーカイブされているメッセージを検索します。
日付の範囲で検索対象を絞って検索できます。
6 復元するメッセージを選択します。
7 コンテキストメニューで[ドキュメントのエクスポート]を選択するか、[選択したアイテムの要約]を選択してから[ファイル]>[ドキュメントのエクスポート]を選択します。

 

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