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PUT PERMISSIONS



機能
PUTコマンドでPERMISSIONキーワードを指定することにより、会議室、メールボックス、コンタクトデータベース、およびカレンダーの各権限フォーム上のフィールドを変更できます。権限フォームには2つの種類があります。1つ目は、管理者デスクトップの[Groups]フォルダ内にあるコンテナ用テンプレートとカレンダーグループで使用するフォームです。2つ目は、メールボックス、コンタクトデータベース、会議室、またはカレンダーで使用するフォームです。それぞれのフォームで構文が異なります。EXPORTコマンドですでにある会議室、コンタクトデータベース、カレンダーの権限を抽出できます。
[会議室の権限]フォームは、Example.fc内ではAclという名前で、フォームIDは103です。[カレンダーの権限]フォームのフォームIDは64、[コンテナ用テンプレートの権限]フォームのフォームIDは100、[カレンダーグループの権限]フォームのフォームIDは63、[コンタクトデータベースの権限]フォームのフォームIDは55です。



構文
コンテナ用テンプレートまたはカレンダーグループの権限フォームの[対象]、[アクセスレベル]、および[権限]の各フィールドを変更する場合
PUT PERMISSIONS MODEL groupname path 29 index name fieldvalue
06092010_122716_1.jpg注意
[対象]フィールドと[アクセスレベル]フィールドのフィールドIDはどちらも29です。したがって、この2つのパラメータは同時に設定されます。
コンテナ用テンプレートまたはカレンダーグループの権限フォームにある他のフィールドを変更する場合
PUT PERMISSIONS MODEL groupname path fieldlist
会議室またはカレンダーの権限フォームの[対象]、[アクセスレベル]、および[権限]の各フィールドを変更する場合
PUT PERMISSIONS path 29 index name fieldvalue
06092010_122716_1.jpg注意
[対象]フィールドと[アクセスレベル]フィールドのフィールドIDはどちらも29です。したがって、この2つのパラメータは同時に設定されます。
会議室やカレンダー権限フォーム上の他のフィールドを変更する場合
PUT PERMISSIONS path fieldlist
パラメータ


path
会議室またはカレンダーで、管理者デスクトップからの相対パスで指定します。パスの各要素はコロンで区切ってください。
PATHCHARコマンドを使用すると、デフォルトのパス文字を変更できます。
groupname
コンテナ用テンプレートまたはカレンダーグループの名前です。
index
リスト内でエントリを指定する位置です。0は一番上に表示されている名前、1は2番目に表示されている名前、というように続きます。
fieldlist
フォームにある3つのフィールドの組み合わせを示す値です。
fieldID fieldtype fieldvalueの形で記述します。
fieldID
フィールドIDです。
fieldtype
フィールドの種類です。
0
文字列。テキストと選択リスト(入力可)として定義されているフィールドです。
6
チェックボックス。チェックボックスおよびラジオグループとして定義されているフィールドです。
7
ポップアップ。選択リスト(入力不可)として定義されているフィールドです。
14
数値。数値および日付と時間として定義されているフィールドです。
fieldvalue
フィールドの値です。引用符で囲む必要がある場合があります。
チェックボックス、ポップアップ、および数値に対しては、フィールドの値を数値で示す必要があります。ポップアップの値は、FirstClassデザイナーで調べることができます。




[Employee Conferences]という名のコンテナ用テンプレートの権限を設定して、[Enployee]グループに「検索可」権限が与えられるようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS MODEL "employee conferences" "" 29 0 "Employee" 87552
06092010_122716_1.jpg注意
コンテナ用テンプレートを操作する際には、パスは常に空の引用符(””)とします。
[Employee Lounge]会議室の権限を設定し、[Employee]グループに「送信可」権限が与えられ、[All Users]グループは「すべて禁止」に設定されるようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:employee lounge" 29 0 "employee" 122624 29 1 "all users" 0
ディレクトリに非公開の会議室を[Employee Conferences]および[Custom Columns]の各コンテナ用テンプレートに所属させるには、以下のように入力してください。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:secret employee lounge" 19 0 "Employee Conferences" 19 1 "Custom Columns"
06092010_122716_1.jpg注意
ディレクトリに名前が表示される会議室をグループに登録する場合には、PGADDコマンドを参照してください。PGADDコマンドではパスの指定は必要なく、コンテナ名を指定するだけでかまいません。
ユーザ設定の権限を作成するには、ユーザ、グループまたはゲートウェイに与えるすべての権限の値を加算して、fieldvalueパラメータの値としてください。
例えば、「アイテムの送信」権限の値は2048で、「自分のアイテムの削除」権限の値は256です。この2つの権限を設定する場合、2つの値の合計値2304がfieldvalueの値となります。
[Employee Lounge]会議室の権限を設定し、すべてのユーザがメールの送信と自分のメールの削除をできるようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:employee lounge" 29 0 "all users" 2304
[Employee Conferences]コンテナ用テンプレートの権限を設定し、すべての社員がメールの送信と自分のメールの削除をできるようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 29 0 "Employee UG" 2304
Susan Bram(ユーザID sbram)のメールボックスの権限を設定し、Paul Chuがメールの送信とメールの送信取り消しをできるようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS desktop sbram mailbox 29 0 "Paul Chu" 2304
Susan Bramがインターネットメールの受信をできないようにするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS desktop sbram mailbox 29 0 "internet" 0
[Customer List]コンタクトデータベースの権限を設定し、[Sales]グループのユーザに「作成可」権限を、[Employee]グループに「個別表示可」権限を与え、それ以外のユーザは「すべて禁止」に設定するには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge:Customer List" 29 0 "Sales" 131054 29 1 "Employees" 29 2 "All Users" 0
会議室のアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。


0
すべて禁止
512
表示可
4608
閲覧可
87552
検索可
122624
送信可
122752
承認可
122798
主催者
131054
サブコントローラ
131071
コントローラ

会議室の個々の権限のフィールド値は、以下の通りです。


1
権限の編集
2
主催者
4
すべてのアイテムの削除
8
アイテムの作成
16
読み取り専用アイテムの編集
32
アイテムの編集
64
ウィンドウと表示のプロパティの保存
128
アイテムの承認
256
自分のアイテムの削除
512
会議室を開く
1024
アイテムの検索
2048
アイテムの送信
4096
アイテムを開く
8192
子会議室の作成
16384
ファイルと添付ファイルのダウンロード
32768
権限の表示
65536
履歴の表示

ユーザ設定の権限を作成するには、ユーザ、グループ、またはゲートウェイに与えるすべての権限を加算して、fieldvalueの値としてください。
カレンダーのアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。


0
すべて禁止
2097152
時間表示可
2304
スケジュール作成可
2099456
時間表示/スケジュール作成可
2100992
件名表示/スケジュール作成可
2219821
件名表示/スケジュール編集可

カレンダーの個々の権限のフィールド値は、以下の通りです。


0
すべて禁止
1
権限の編集
2
主催者
4
すべてのアイテムの削除
8
アイテムの作成
16
読み取り専用アイテムの編集
32
アイテムの編集
64
ウィンドウと表示のプロパティの保存
128
アイテムの承認
256
自分のアイテムの削除
512
秘密度が[非公開]でないアイテムの閲覧
1024
アイテムの検索
2048
参加者の追加
4096
アイテムを開く
16384
ファイルと添付ファイルのダウンロード
32768
権限の表示
65536
履歴の表示
2097152
カレンダーを開く

コンタクトデータベースのアクセスレベルのフィールド値は、以下の通りです。


0
すべて禁止
512
一覧表示可
87552
個別表示可
131054
作成可

[電話メモ]フォームのIDは128です。[Employee Lounge]会議室の権限フォームで「使用するフォーム」フィールド(ID 2008)を[電話メモ]フォームに設定するには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 2008 14 128
[電話メモ]フォームのIDは128です。[Employee Read]コンテナ用テンプレートの権限フォームで「使用するフォーム」フィールド(ID 2008)を[電話メモ]フォームに設定するには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 2008 14 128
[Employee Lounge]会議室の権限フォームで[メッセージの有効期間]を「無制限」にするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 1004 14 214849374
[Employee Lounge]会議室の権限フォームで[メッセージの有効期間]を1日にするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 1004 14 86400
[Employee Conference]コンテナ用テンプレートの権限フォームで[メッセージの有効期間]を「無制限」にするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 1004 14 214849374
[Employee Lounge]会議室の権限フォームで[メッセージの有効期間]を1日にするには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS MODEL "Employee Conferences" "" 1004 14 86400
06092010_122716_1.jpg注意
サーバは時間の値を秒単位で格納しています。1日は、86400秒です。fieldvalueが60なら、60日ではなく60秒となります。1日の秒数より小さいフィールド値は、すべて無視されます。
既存の会議室またはカレンダーを未公開に設定するには、以下のように入力します。
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge" 2007 6 1
PUT PERMISSIONS "General Conferences:Employee Lounge:Staff Calendar" 2007 6 1



関連するコマンド
権限フォームのすべての内容を変更するには、さらに以下の4つのコマンドが必要です。
[プロフィール]ボタンをクリックすると、ディレクトリに公開されている会議室のプロフィールが表示されますが、このフォームを更新するには、PUT ABOUT <conference name>を使用してください。ディレクトリに公開されていない会議室の場合は、PUT ABOUTPATHを使用してください。
[ディレクトリ情報]ボタンをクリックすると、[ディレクトリ情報]フォームが表示されます。このフォームの内容を変更するには、PUT DIRECTORY CONFERENCE <conference name>またはPUT DIRECTORY CALENDAR <calendar name>を使用してください。
メンバー一覧は、REMOVEコマンド、LINK USERコマンド、またはLINK SPECIALコマンドで変更します。
ディレクトリに公開されているコンテナの所属ユーザは、PGADDコマンドまたはPGDELコマンドで変更します。

 

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