フォームのタブ
このフォームを使用して、コンテンツスキャナを操作するためのコンテンツサービスの設定を行います。
[全般]タブ
ここでは、コンテンツサービスの設定と接続についての基本的な情報を設定します。
プライマリドメイン名 |
コンテンツサービスがコンテンツスキャナに送信するSMTPメッセージでダミーのメールアドレスを作成する場合に使用します。コンテンツスキャナ設定では、これを適切なドメイン名にするか、または有効なフォーマットで記述されたドメイン名(junk.junkなど)にすることができます。 |
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サービスアカウント |
コンテンツサービスがスキャン用にメールを転送するために使用します。このアカウント名は、[Gateways]フォルダにあるInternetアカウントの[ゲートウェイ]フォームに登録されている名前と同じ名前にして、ゲートウェイがサーバに接続できるようにしてください。
デフォルトのアカウント名はContent Scannerです。このContent Scannerアカウントを再設定して名前を変更する場合を除き、デフォルトのアカウント名を変更してはいけません。また、このアカウント名を変更してサードパーティのゲートウェイ名にしてはいけません。 |
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セッション数 |
コンテンツサービスが受け付けることのできるSMTP接続の最大数です。 [コンテンツサービスモニタ]を開いて、設定したセッション数が適切であるか、また拒否されている接続がないか確認してください。 |
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最大送信メール数 |
一度に送信できる最大メッセージ数です。 この数は、メモリの問題を起こさずに十分な量のメールを配信し続けることができような値にする必要があります。最初はデフォルトの値を使用し、ご利用のシステムにメールのメール配信の遅延やメモリ低下の問題が見つかった場合には、この値を調整してみてください。問題が起こっているかどうかは、[コンテンツサービスモニタ]で監視できます。この値をデフォルトより大きくするほど、メモリのリソースが多く必要になります。 |
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可能な場合にTLSを利用する |
メールを受信するSMTPサーバがSTARTTLSに対応している場合、このオプションを有効にするとコンテンツサービスがSTARTTLSを利用できるようになります。[Filters]フォルダで各SMTPサーバに設定した内容が、この設定より優先的に適用されます。 |
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更新間隔の設定 |
この設定モジュールが新しい設定リソースを探すためにサーバにクエリを送信する回数を指定します。0に設定するとこの機能は無効になります。 |
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コンテンツサービスの優先度 |
このマシンでコンテンツサービスを動作させる優先度です。 ・高(デフォルト)
コンテンツサービスを専用マシンかマルチCPUのシステムで実行している場合は、この優先度を選択してください。 ・中
サーバとコンテンツサービスが同じマシンで実行されている場合は、この優先度を選択してください。 サーバとインターネットサービス以外のソフトウェアは、同じマシンで実行しないことをお勧めします。 |
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配信再試行時間 |
配信に失敗したときに再試行するまで待機する時間です。 |
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最大再試行回数 |
配信に失敗したときに再試行する最大回数です。 |
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再試行回数の制限に達した場合 |
再試行が終了した場合に実行する動作を指示します。 |
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通常 |
コンテンツスキャナからのコマンド、またはコンテンツスキャナに送信したコマンドへの応答を待機する時間です。 この時間を過ぎると接続を切断します。 |
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グリーティング |
コンテンツスキャナに接続を試みてから最初の応答が返ってくるまで待機する時間です。この時間を過ぎると接続を切断します。 |
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データ |
メッセージの受信中に確認応答またはデータを待機する時間です。 この時間を過ぎると接続を切断します。 |
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[スキャナ]タブ
このタブを使用して、コンテンツサービスがコンテンツスキャナとやり取りする方法を制御します。
メッセージがスキャニングに失敗したことをコンテンツスキャナで示すことができる方法は2つあります。
・コンテンツサービスがメッセージを送信した後、コンテンツスキャナは、そのメッセージに問題がない場合には250番の応答メッセージを、そのメッセージに問題がある場合には500番代のメッセージを返します。
この種類のコンテンツスキャナとやり取りするには、[DATAコマンドの5xxは不達通知]チェックボックスをチェックしてから、[理由パターン]と[ウイルスパターン]の正規表現式を入力します。これらのパターンが、それぞれの問題についてコンテンツスキャナが返す内容と照合されます。
・コンテンツサービスがメッセージを送信した後、コンテンツスキャナはメッセージをコンテンツサービスに返します。
この種類のコンテンツスキャナを操作するには、[DATAコマンドの5xxは不達通知]チェックボックスがチェックされていないこと、およびコンテンツサービスが待機するポートが[「適切」SMTPポート]と[「不正」SMTPポート]で定義されていることを確認します。ポート番号が異なっている場合、どのポートに返信が行われるかは、コンテンツサービスが元のメッセージを問題なしと判断するか問題ありと判断するかによって決まります。ポート番号が同じ場合、[「適切」の場所とパターン]フィールドと[「不正」の場所とパターン]によって元のメッセージの状態は制御されます。何も定義されていない場合、受信メッセージは無視されます。
このフォームの3番目のグループのフィールドの各行は、場所(ヘッダまたは本文)と、照合する正規表現パターンで構成されます。これらのフィールドの設定方法は、コンテンツスキャナによって返される返信メッセージのフォーマットによって示されます。
メッセージIDの場所とパターン |
このフィールドは、コンテンツサービスが元のメッセージをコンテンツスキャナからの返信と照合するために使用するフィールドであるため、特に重要です。デフォルト設定は、ほとんどのコンテンツスキャナに適切な設定にする必要があります。 注意コンテンツスキャナが返信メッセージで元のメッセージIDを返すことができない場合、コンテンツサービスは機能しません([DATAコマンドの5xxは不達通知]チェックボックスがチェックされている場合を除く)。 |
[理由の場所とパターン]と[ウイルス名の場所とパターン] |
理由とウイルスの行は、次のタブ((.+)文字の代わりに生成されるテキスト)に%R% 変数と%V%変数を入力するために使用されます。コンテンツスキャナがコンテンツスキャニングとウイルススキャニングの両方をサポートしていない場合、このフィールドは空白にしておく必要があります。 |
[「適切」の場所とパターン]と[「不正」の場所とパターン] |
これらのフィールドは、ポートが同じ場合に上の2つの条件での元のメッセージの状態を制御します。何も定義されていない場合、受信メッセージは無視されます。 |

[不達メッセージ文]タブ
このタブを使用して、メッセージがコンテンツのスキャニングに失敗した場合に不達メッセージ内で返されるテキストを設定します。

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