VAR動作
VAR動作について
<var-動作>は、インターネットサービスのスクリプト変数を定義および設定するために使用します。この方法で定義された変数は、通常は、[HeaderMatch]ドキュメント内、または現在の要求への応答として表示されるテンプレート内で後から参照できます。SETオプションと異なり、VAR動作はファイル内で表示された回数と同じ数だけ実行されます。インターネットサービススクリプト変数が実行されるたびに、以前の値が新しい値によって無効にされます。
<var-動作>の構文は次の通りです。
VAR <変数> [=] <var-値>
このうち、
・<変数>は、定義または設定するインターネットサービススクリプト変数の名前です。
・<var-値>には次のどれかを指定できます。
・<prefbag>(次のどれかになります)
・SITEPREF:[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームです(適切な[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームがない場合は[Global Site Preferences]フォーム)。
・USERPREF:ユーザの[基本設定]フォームです。
・PREF:指定された値をユーザの[基本設定]フォームで検索し、このフィールド用に指定された値がない場合には、[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームで検索します。
・<フィールドID>は、指定した[.sitepref(サイトの基本設定)]フォーム上のフィールドです。
・[.<インデックス>]は、フィールドのインデックスです。
$<変数>
<変数>は、値のコピー元となる以前に定義済みの変数の名前です。
HEADER:<HTTPヘッダ名>
<HTTPヘッダ名>はhttpヘッダの名前で、該当する変数に値として割り当てられます。
URLPARAM:<URLパラメータ名>
<URLパラメータ名>はURLパラメータの名前で、該当する変数に値として割り当てられます。
<値>は変数に割り当てるリテラル値で、スペースまたはタブを含む場合は二重引用符で囲みます。
以前のテンプレートセットをサポートするHeaderMatchコマンド
インターネットサービスの新しいバージョンには、そのバージョンで動作するように設定された新しいテンプレートが搭載されています。以前のバージョンのテンプレートセットを引き続き使用したいWebサイトがある場合は、以下のように、HeaderMatchの一部のスイッチを有効にする必要があります。
対応させるバージョン |
操作 |
FirstClassのバージョン10.0より前のテンプレートセット |
urlspaceversionオプションを1に設定します。 requirevalidationkeysオプションを0に設定します。 |
FirstClassのバージョン8.0~9.0(ただし9.0は含まず)のテンプレートセット |
calendaroptionsオプションを「Legacy80」に設定します。 |
FirstClassのバージョン8.1より前のテンプレートセット |
forcedircontactsオプションを1に設定します。 |
FirstClassのバージョン8.0より前のテンプレートセット |
legacyfileurlsオプションを1に設定します。 legacybodyfontsizeオプションを1に設定します(省略可能)。 注意以前のフォントサイズはFirstClassクライアントのフォントサイズと一致していないため、ユーザがWebインタフェースを利用したときの表示と操作性が低下します。 |
FirstClassのバージョン7.0~8.(ただし8.0は含まず)のテンプレートセット |
calendaroptionsオプションを「Legacy70」に設定します。 |
FirstClassのバージョン7.0より前のテンプレートセット |
calendaroptionsオプションを「Legacy55」に設定します。 |
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