OpenTextソーシャルワークプレイススクリプト
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトについて
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトは、OpenTextソーシャルワークプレイスのコンポーネントで、スクリプトコマンドをサーバに送信できます。サーバがスクリプトを処理している間は、そのスクリプトが完了するまでメールの配信が中断されることにご注意ください。大規模なスクリプトの処理は、オフピークの時間帯に行うとよいでしょう。これらのコマンドを組み合わせて使用することで、大規模なシステムの管理でよく行う繰り返し作業を軽減できます。
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトを使用すると、以下の作業をすばやく実行できます。
・ユーザとユーザグループの追加
・ユーザのリストの作成
・[ユーザ情報]フォームの設定内容や所属ユーザグループの更新
警告
FirstClassシステムで使用されるスクリプトコマンドの多くは、OpenTextソーシャルワークプレイスシステムで利用できません。管理者は、このドキュメントに例示されている使用目的に限ってスクリプトを使用することをお勧めします。他のサポートされていないスクリプトを使用すると、機能に問題が発生する可能性があります。
使用できるOpenTextソーシャルワークプレイススクリプトのコマンドは、以下の通りです。
コマンド |
定義 |
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ユーザをシステムに登録し、ユーザグループに追加します。 |
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ユーザ、会議室、カレンダー、メールリストの所属グループを更新します。 |
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ユーザ、会議室、カレンダー、メールリストの所属グループを更新します。 |
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システムからユーザを削除します。 |
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ユーザ情報を取得するために使用できます。 |
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ユーザ情報を変更するために使用できます。 |
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グループの作成によく使用されるOpenTextソーシャルワークプレイスのオブジェクトを作成します。 |
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アドレス、ユーザグループを含め、全ユーザを一覧表示します。 |
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コマンドが完了したときに管理者に返信メッセージを送信します。 |
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトの構文
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトの構文について、以下の点を理解しておく必要があります。
・スペースや日本語を含むフィールドは引用符で囲んでください("Address Book" "山田"など)。
その他のフィールドでは、引用符の使用は任意です。
・一重引用符または二重引用符を使用できます("タロウ" 'タロウ'のどちらでも可)。
ただし、開始の引用符と終了の引用符は、必ず同じ種類にしてください('イヌ" "ネコ' などは不可)。
・使用したいフィールドの前にある任意のフィールドを必ずスクリプトに記述してください。
その理由は、フィールドが相対位置で認識されるためです。
使用したいフィールドの前にあるフィールドを空白にしておきたい場合には、空の引用符("")を入れてください。
・使用するフィールドの後ろにあるフィールドは省略できます。
・行の長さは最大半角500文字です。
・時間の値はすべて秒単位で格納されます。
1時間は3600秒です。
1日は86400秒です。
コマンドを正しく使用するための用語の区別
混乱することなくいつも正しいコマンドを使用できるようにするため、以下のまぎらわしい用語について、その違いを理解しておく必要があります。
・ネットワークユーザ(network user)とテレコムユーザ(telecom user)
OpenTextソーシャルワークプレイススクリプトのコマンドでは、「network user」はレギュラーユーザのことを表します。
「telecom user」はリモート(外部)ユーザのことを表します。
この2つの用語が使用されているのは、旧バージョンのスクリプトとの互換性を保つためです。
・リモートユーザ(remote user)とリモート名(remote name)
「remote user」は、OpenTextソーシャルワークプレイスに接続するのにリモートセッションしか使用できないユーザのことを表します。
「remote name」は、他のサーバに登録されているユーザのディレクトリエントリを表します。
サーバへのスクリプトの送信
スクリプトをサーバに送信するには、以下の2つの方法があります。
・スクリプトを記述したメッセージをBatch Admin宛に送信する。
スクリプトのコンポーネントは、受信時にスクリプトを実行します。変更がすぐに反映させたい場合にこの方法を使用してください。ただし、システムにログイン中のユーザには変更は反映されません。
・myscript.baのように拡張子が.baのプレーンテキストファイルと必要なすべてのファイルにスクリプトを記述し、そのスクリプトファイルを\FCNS\Server\Batchフォルダ(Windows)、Library/FirstClass Server/Volumes/Master/FCNS/Server/Batchフォルダ(Mac)、または/var/opt/fcsd/volumes/master/fcnsフォルダ(Linux)に置く。
次にサーバを起動したときにスクリプトが実行されます。実行後、このテキストファイルが削除されます。この方法は、アップグレード作業やインストール作業に使用してください。
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