ユーザの操作
複数のユーザの追加
Custodianユーザは、OpenTextソーシャルワークプレイスシステムにユーザを1人ずつ追加できます。多数のユーザを一度に追加する必要がある場合は、管理者がFirstClassスクリプトを使用します。
注意
ユーザの追加には、次の3つの手順が含まれます。
1 ユーザアカウントを作成します。
2 ユーザに対し、初めてログインしたときにパスワードを変更するよう指示します。
3 メール送信先アドレスを設定します。
追加するすべてのユーザに対し、上の3つの手順に関連する3種類のメッセージを送信する必要があります(各メッセージで、送信先ユーザをひとまとめにすることができます)。まず最初のメッセージを送信してユーザアカウントを作成してから、新しいユーザとメール送信先の情報を設定するその他のスクリプトを送信する必要があります。
ユーザアカウントの作成
ユーザをシステムに追加するための構文は、レギュラーユーザとリモート(外部)ユーザでほとんど同じです。唯一の違いは、コマンドの一部として使用するキーワードです。レギュラーユーザを作成するには「NETWORK」を、リモートユーザには「TELECOM」を使用します。
完全な構文は次の通りです。
ADD class userID first I last dept pw postaddr phone1 phone2 UG# UG1...UGn
この構文の要素のうち、OpenTextソーシャルワークプレイスに適用されるのは次の要素だけで、userIDとlastのみが必要となります。
要素 |
送信される情報 |
class |
NETWORKまたはTELECOMです |
userID |
ユーザのユーザIDです |
名前の要素
|
firstは名前1、Iは名前2、lastは名前3です 各名前要素に複数の語が含まれる場合は、二重引用符で囲みます |
UG# |
このユーザを追加するユーザグループの数です |
UG1...UGn |
ユーザグループの名前です ユーザグループは、サーバであらかじめ定義しておく必要があります。ユーザグループ名に複数の語が含まれる場合は、二重引用符で囲みます |
構文内で情報を記述しないすべての要素には、空の二重引用符("")を使用する必要があります。
グループに所属するユーザの追加例
Susan J. Bramという名のレギュラーユーザ(ユーザIDはsbram@otsw.com)を作成し、otsw.comという名のグループに追加する場合、構文は次のようになります。
グループに所属しないユーザの追加例
どのグループにも所属しないMary Jane Smithという名のリモートユーザ(ユーザIDはmjsmith)を作成する場合、構文は次のようになります。
ADD TELECOM mjsmith “Mary Jane” “” Smith
ユーザへのパスワード変更の指示
FirstClassスクリプトを使用してユーザを追加した場合は、ユーザに対して名前の確認とパスワードの変更を指示することをお勧めします。このためには、次のコマンドをbatch admin宛に送信します。
PUT PREFERENCES userID 1169 6 1
注意
メンバー招待またはCustodianアプリケーションによって作成されたアカウントの場合、このフィールドは自動的に設定されます。
メール送信先アドレスの設定
ユーザがコミュニティに参加したり、アイテムにフラグを追加したりすると、OpenTextソーシャルワークプレイスは、そのコミュニティまたはアイテムに関連するすべての新しいアクティビティを通知するメッセージをそのユーザのメールアドレス宛に送信します。この機能を有効にするには、そのユーザのローカルメールとインターネットメールの両方を有効にし、そのユーザのメールアドレスを指定する必要があります。
このためには、次のコマンドをbatch admin宛に送信します。
PUT PREFERENCES userID 4 0 address 1104 7 1 1111 7 1
ユーザパスワードの変更
Custodianユーザは、ユーザのパスワードを変更できます。この変更によってパスワードが自動的に生成され、その新しいパスワードを使用してログインするためのリンク先がユーザにメールで通知されます。
管理者は、ユーザに電子メールで通知することなくそのユーザのパスワードを変更することが必要になる場合があります。この場合、管理者はパスワードを記憶し、このパスワードをユーザに伝えることができるようにしておく必要があります。
ユーザのパスワードをこのように変更した場合、ユーザはログイン時にパスワードの変更を指示されません。したがって、ユーザに対して、ログインしたらすぐにパスワードを変更するよう指示する必要があります。
電子メールで通知せずにユーザのパスワードを変更するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者のデスクトップで[ディレクトリの一覧]をクリックします。
2 変更が必要なパスワードを持つユーザを一覧表示します。
3 ユーザを選択して[編集]をクリックし、[ユーザ情報]フォームを開きます。
4 最初のタブの[パスワード]でパスワードを変更します。
注意
ユーザのパスワードをこのように変更した場合、ユーザはログイン時にパスワードの変更を指示されません。したがって、ユーザに対して、ログインしたときにパスワードを変更するよう指示する必要があります。
接続中の全ユーザへの同報メッセージ送信
接続中の全ユーザに対して同報メッセージを送信できます。このメッセージは、ユーザの画面に自動的に表示されます。同報メッセージの送信は、バックアップの作成を行うためにユーザにログオフを依頼するような場合などに行います。
同報メッセージを送信するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者のデスクトップで[管理]>[同胞メッセージ]を選択します。
2 メッセージを入力します(最大半角100文字)。
3 [送信]ボタンをクリックします。
メンバー招待されたユーザの有効期限の設定
ユーザがメンバー招待によってコミュニティに参加するよう招待された場合、そのユーザがサーバに接続できる日数は制限されます。ユーザがこの期間内に接続しなかった場合、そのユーザのアカウントは有効期限切れとなり、自動的に削除されます。
この期間は、Pending Inviteユーザグループの設定で変更できます。デフォルトは7日です。この値を変更するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者デスクトップの[Groups]フォルダを開きます。
2 Pending Inviteグループを開きます。
3 [制限]タブの[非アクティブから削除までの日数]に新しい有効期限の値を入力します。
ユーザアカウントの削除
通常、Custodianユーザが実行できるのはアカウントの一時停止のみです。一時停止では、アカウント自体や、そのアカウントが所有しているコンテンツは削除されません。ユーザがそのアカウントにアクセスできなくなるだけです。
管理者は、必要に応じてアカウントを完全に削除できます。このためには、[ディレクトリの一覧]を使用してアカウントを選択し、[削除]をクリックします。
注意
OpenTextソーシャルワークプレイスのコミュニティを使用している場合は、アカウントがコミュニティの所有者になっていないことを削除前に確認してください。確認しないと、そのコミュニティのメンバーであるすべてのユーザのコンテンツが削除されます。
ユーザのデスクトップでの所有コミュニティの確認
1 管理者としてログインします。
2 [ディレクトリの一覧]をクリックします。
3 ユーザを一覧表示して選択します。
4 [デスクトップ]をクリックして、このユーザのデスクトップを開きます。
5 最初のコミュニティを選択し、[ファイル]>[プロパティ]を選択します。
6 [プロパティ]フォームの右上角に表示されている内容を確認します。
このコミュニティがこのユーザによって所有されている場合は、「オリジナル」と表示されます。
7 直前の2つの手順を、ユーザのデスクトップにあるすべてのコミュニティに対して繰り返します。
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