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 LC6
 
サーバへの接続



初期設定:接続の設定
接続の種類
7202010_20004_0.png注意
ここでは、すでに接続が設定され、正常に動作しているものと仮定します。このヘルプでは、FirstClassでの接続の指定方法についてのみを説明します。このヘルプをご覧になった後、使用する接続の種類がわからない場合は管理者に問い合わせてください。
FirstClassサーバには次の方法で接続できます。


Local network
コンピュータは高パフォーマンスのローカルエリアネットワーク(LAN)に接続され、ネットワーク内の他のコンピュータと通信できるようになります。
この接続方法は、中規模から大規模の企業に接続するユーザ向けの最も一般的な方法です。また、この接続方法では、通常TCP/IPを使用します。
Internet
コンピュータはインターネット経由でサーバに接続します。Internet接続にはいくつかのレベルがあります。
High-speed Internet
高速のインターネット接続で、問題が起こることはほとんどありません。ケーブルまたはDSLモデムが利用されます。
Internet
基本的なインターネット接続で、必ずしも信頼性が高いとは限りません(エラーや切断が生じる可能性があります)。
Dialup Internet
ダイヤルアップでインターネットに接続します。

接続情報の保存場所
接続を設定する場合は、接続の種類によって1つまたは2つのフォームで情報を指定します。


サービス設定
サーバのアドレス等の情報が含まれます。この情報は設定ファイルに保存されます。
接続方法の設定
[接続方法の設定]フォームには接続プロトコルに関する情報(コンピュータからサーバへの接続方法)が含まれます。この情報は適切な.fcpファイルに保存されます。
接続プロトコルごとに1つの.fcpファイルが存在します。通常、同一の接続プロトコルを使用するすべての設定ファイルが、同一の.fcpファイルから接続情報を取得します。.fcpファイルはFirstClassの[FCP]フォルダ内にあります。

Local network接続
Local network接続ではTCP/IPプロトコルを使用します。
指定する情報
Local network接続を設定するには次の情報が必要です。
・サーバへの直接接続か、プロキシサーバ経由での接続かの指定(会社の内部ネットワークがファイアウォールで保護されている場合は、プロキシサーバを使用している可能性があります)
・サーバのIPアドレスまたはドメイン名
・サーバのポート番号
・プロキシサーバのIPアドレスとポート番号(プロキシサーバ経由で接続する場合)
わからない情報がある場合は、管理者に問い合わせてください。
接続の設定
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
すでにFirstClassを実行している場合は、[ツール]>[接続]を選択します。
2 設定する設定ファイルが[接続先]に表示されていることを確認します。
サーバの設定ファイルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行ってください。
・[参照]をクリックしてファイルを検索し、選択する
・home.fcを更新する
・サーバ用の新しい設定ファイルを作成する
新しい設定ファイルを作成するには、[接続先]に設定ファイルに付ける名前を入力します。Windowsを使用している場合は、ファイル名が.fcで終わっていることを確認してください。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームを更新します。
5 [設定]をクリックします。
6 [接続方法の設定]フォームの[基本設定]タブを更新します。
High-speed Internet接続
High-speed Internet接続ではTCP/IPプロトコルを使用します。
指定する情報
High-speed Internet接続を設定するには次の情報が必要です。
・サーバへの直接接続か、プロキシサーバ経由での接続かの指定(会社の内部ネットワークがファイアウォールで保護されている場合は、プロキシサーバを使用している可能性があります)
・サーバのIPアドレスまたはドメイン名
・サーバのポート番号
・プロキシサーバのIPアドレスとポート番号(プロキシサーバ経由で接続する場合)
わからない情報がある場合は、管理者に問い合わせてください。
接続の設定
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
すでにFirstClassを実行している場合は、[ツール]>[接続]を選択します。
2 設定する設定ファイルが[接続先]に表示されていることを確認します。
サーバの設定ファイルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行ってください。
・[参照]をクリックしてファイルを検索し、選択する
・home.fcを更新する
・サーバ用の新しい設定ファイルを作成する
新しい設定ファイルを作成するには、[接続先]に設定ファイルに付ける名前を入力します。Windowsを使用している場合は、ファイル名が.fcで終わっていることを確認してください。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームを更新します。
5 [設定]をクリックします。
6 [接続方法の設定]タブの[基本設定]タブを更新します。
Basic Internet接続
Basic Internet接続ではUDP/IPプロトコルを使用します。
指定する情報
Basic Internet接続を設定するには次の情報が必要です。
・サーバへの直接接続か、プロキシサーバ経由での接続かの指定(会社の内部ネットワークがファイアウォールで保護されている場合は、プロキシサーバを使用している可能性があります)
・サーバのIPアドレスまたはドメイン名
・サーバのポート番号
・プロキシサーバのIPアドレスとポート番号(プロキシサーバ経由で接続する場合)
わからない情報がある場合は、管理者に問い合わせてください。
接続の設定
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
すでにFirstClassを実行している場合は、[ツール]>[接続]を選択します。
2 設定する設定ファイルが[接続先]に表示されていることを確認します。
サーバの設定ファイルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行ってください。
・[参照]をクリックしてファイルを検索し、選択する
・home.fcを更新する
・サーバ用の新しい設定ファイルを作成する
新しい設定ファイルを作成するには、[接続先]に設定ファイルに付ける名前を入力します。Windowsを使用している場合は、ファイル名が.fcで終わっていることを確認してください。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームを更新します。
5 [設定]をクリックします。
6 [接続方法の設定]タブの[基本設定]タブを更新します。
Dialup Internet接続
Dialup Internet接続は、標準のUDP/IPプロトコルよりも低速なスループット(よりサイズの小さいパケットおよびスライディングウィンドウ)に対応した適切なUDP/IPプロトコルを使用します。これにより、ダイヤルアップ接続で正規のUDP/IPを使用した場合に比べて、メッセージ配信がより高速になります。
指定する情報
Dialup Internet接続を設定するには次の情報が必要です。
・サーバへの直接接続か、プロキシサーバ経由での接続かの指定(会社の内部ネットワークがファイアウォールで保護されている場合は、プロキシサーバを使用している可能性があります)
・サーバのIPアドレスまたはドメイン名
・サーバのポート番号
・プロキシサーバのIPアドレスとポート番号(プロキシサーバ経由で接続する場合)
わからない情報がある場合は、管理者に問い合わせてください。
接続の設定
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
すでにFirstClassを実行している場合は、[ツール]>[接続]を選択します。
2 設定する設定ファイルが[接続先]に表示されていることを確認します。
サーバの設定ファイルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行ってください。
・[参照]をクリックしてファイルを検索し、選択する
・home.fcを更新する
・サーバ用の新しい設定ファイルを作成する
新しい設定ファイルを作成するには、[接続先]に設定ファイルに付ける名前を入力します。Windowsを使用している場合は、ファイル名が.fcで終わっていることを確認してください。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームを更新します。
5 [設定]をクリックします。
6 [接続方法の設定]タブの[基本設定]タブを更新します。
TCP/IPプロトコルとUDP/IPプロトコル
TCP/IPについて
TCP/IPは、それ自身で接続の維持と管理を行う「配信保証」プロトコルです。
TCP/IPは、比較的エラーがなく、接続時のスループットが高い接続(これによりTCP/IPバッファが高速でフラッシュされます)に最も適しています。
UDP/IPについて
FCP配信プロトコルを使用して、信頼性の高いUDP/IP接続を行います。これにより、FCPはエラー時の切断のタイミングを制御できるようになります。
FCPでは、TCP/IPを使用した場合には即時に切断の原因となるエラーを処理できます。これは、FCPが信頼性の低い環境に適切に対応するように調整されているためです。具体的には、再実行の試行前にパケットを待機するタイムアウト、パケットとスライディングウィンドウのサイズなどの調整を行います。
UDP/IPは、エラーが起こりやすい、低速の接続(TCP/IP接続で通常見られる大きなバッファをフラッシュするときに、多少時間がかかる接続)に最も適しています。UDP/IPは、このような環境でユーザの要求に対し迅速な対話式応答を提供できるように最適化されています。
データ全体のサイズがTCP/IPバッファよりも小さいため、含まれている内容の多いコンテナで最初のアイテムを開くなどの動作において、応答時間がより速くなります(ただし、高速で信頼性の高い接続で使用する場合は、TCP/IPの方がUDP/IPよりもパフォーマンスに優れています)。
UDP/IP接続とファイアウォール
UDP/IP使用時に接続できない場合は、UDP/IP接続を記憶しないファイアウォールでクライアントが保護されている可能性があります。このような場合には、TCP/IPを使用してください。
接続ができず、上に述べた状況が原因ではない場合は、お使いのファイアウォールのポート810を開いてみてください。
詳細な接続
ごくまれに、ウィンドウやパケットサイズなどを設定したり、トレースを有効にしたりしなければならない場合があります。通常の状況では、このような処理は必要ありません。
詳細な接続情報を設定するには、以下の操作を行ってください。
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
すでにFirstClassを実行している場合は、[ツール]>[接続]を選択します。
2 設定する設定ファイルが[接続先]に表示されていることを確認します。
設定ファイルが表示されない場合は、[参照]をクリックしてファイルを検索してください。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームの[設定]をクリックします。
5 [接続方法の設定]フォームの[詳細設定]タブを更新します。
同一プロトコルで異なる動作を設定する場合
接続の設定時には、該当のプロトコルを使用するすべての接続(例えば、すべてのHigh-speed Internet接続)で使用する.fcpファイルを更新します。
1つの設定ファイルにのみ変更を加え、同じ.fcpファイルを使用する他の設定ファイルは変更しない場合は、新しい.fcpファイルを作成することができます。この場合、適切な.fcpファイルの複製をFirstClassの[FCP]フォルダに作成し、拡張子.fcpを使用してその複製に名前を付けてください。
Local network接続で、一部のシステムについてはスピーカをオンにし、他のシステムについてはオフにするとします。この場合はLocal Network.FCPをコピーし、複製のQuiet.FCPの名前を変更してそのスピーカをオフにします。次に、QUIET.FCPを使用する新しい設定ファイルを作成するか、またはログイン時に必要に応じて選択項目を変更します。



ログイン
ログインについて
管理者によるサーバとユーザアカウントの設定内容に従って、ユーザは次の種類のユーザとしてサーバに接続(ログイン)できます。


登録ユーザ
管理者が個人ユーザIDとパスワードを割り当てています。
自動登録できるユーザ
管理者が、自動登録できるようにサーバを設定しています。
自動登録する場合、ユーザは次回以降の接続で使用するユーザIDとパスワードを入力します。ユーザは、次のログインからは登録ユーザとしてIDとパスワードを入力します。
ゲストユーザ
ユーザIDまたはパスワードの入力は要求されません。一般に、ゲストユーザが実行できる機能は登録ユーザより制限されます。

登録ユーザとしてのログイン
登録ユーザとしてログインするには以下の手順に従ってください。
1 FirstClassアイコンをダブルクリックします。
2[FirstClass]ログインフォームの内容を更新します。
3 [ログイン]ボタンをクリックして、FirstClassデスクトップを開きます。
ゲストユーザとしてのログイン
ゲストユーザとしてログインするには、以下の操作を行ってください。
1 FirstClassアイコンをダブルクリックします。
2 [FirstClassにログイン]フォームの内容を更新します。
3 [ログイン]ボタンをクリックして、ゲストアカウントのFirstClassデスクトップを開きます。
IMAPクライアントを使用したログイン
IMAP4rev1標準に対応しているクライアント(Netscape IMAPクライアント、またはOutlook ExpressなどのMicrosoft社のIMAPクライアント)がある場合は、そのクライアントを使用してFirstClassサーバに接続できます。
手順については、クライアントのマニュアルを参照してください。
自動登録
自動登録を行うには、以下の手順に従ってください。
1 FirstClassアイコンをダブルクリックします。
2 [FirstClassにログイン]フォームで[登録ユーザ]が選択されていることを確認します。
他のフィールドは入力しないでください。
3 [ログイン]ボタンをクリックします。
4 [自動登録]フォームを更新します。
5 [登録]をクリックします。
6 確認フォームのユーザIDとパスワードを、次回以降に使用できるように書き留めておきます。
7 以下のどれかをクリックします。

OK
FirstClassのデスクトップを開きます。
保存
FirstClassのデスクトップを開き、ユーザIDとパスワードを設定ファイルに保存します。
[保存]をクリックした場合は、次回このサーバを選択したときに、[FirstClassにログイン]フォームにユーザIDとパスワードが表示されます。セキュリティ上の理由でこの情報を表示したくない場合は、[保存]ではなく[OK]をクリックしてください。
複数のサーバへの接続
アクセス先のサーバが複数ある場合、ユーザは同時に2台以上のサーバに接続できます。この場合は、接続している各サーバのデスクトップが表示されます。
複数のサーバに接続するには、以下の操作を行ってください。
1 [FirstClassにログイン]フォームの[接続先]で最初のサーバとの接続に使用する設定ファイルを選択し、通常の手順でログインします。
2 [ツール]>[接続]を選択して[FirstClassログイン]フォームをもう一度開きます。
3 [接続先]で2番目のサーバとの接続に使用する設定ファイルを選択し、通常の手順でログインします。
4 同じ操作を必要な回数だけ繰り返します。
複数のユーザIDによるログイン
複数のユーザIDを持っているか自動登録が可能な場合は、同じサーバに対して異なるユーザIDを使用して複数の接続を開くことができます。この場合は、各ユーザIDに対応するデスクトップが表示されます。
複数のユーザIDでログインするには、以下の操作を行ってください。
1 接続に使用する最初のユーザIDとパスワードを使用して、通常の手順でサーバにログインします。
2 [ツール]>[接続]を選択して[FirstClassログイン]フォームをもう一度開きます。
3 接続に使用する2番目のユーザIDとパスワードを使用して、同じサーバにログインします。
4 同じ操作を必要な回数だけ繰り返します。
複数のコンピュータからのログイン
管理者は、ユーザが複数コンピュータから同じユーザIDとパスワードを使用して同じサーバにログインできるように設定することが可能です。
ユーザが同じユーザIDを使用して複数回接続する場合、管理者がユーザの1日あたりの接続時間を制限していると、各接続にかかった時間が合算されて1日の割当時間として計算されますので、ご注意ください。
7202010_20004_0.png
最初の接続が30分間で、2回目の接続が15分間だった場合は、ユーザは1日の割当時間のうち45分を使ったことになります。
複数のコンピュータからログインするには、それぞれのコンピュータから通常の手順でログインします。
接続の確認
コンピュータが接続しているすべてのサーバと、その接続に使用しているユーザIDの一覧を表示するには、[ツール]>[接続状況の一覧]を選択してください。
[接続状況の一覧]には、次の情報が表示されます。


接続の暗号化
接続が暗号化されている場合は、下記のようなロックアイコンが表示されます。暗号化されていない場合は表示されません。
2162004_52111_2.png
Webサイト名
ユーザが接続しているサーバです。
ユーザID
このサーバへの接続に使用しているユーザIDです。
接続時間
接続してから今までの時間です(hh:mm:ss形式)。
残り時間
自動的にログオフされるまでの残り時間です。
各ユーザがサーバに接続できる1日あたりの最大時間を、管理者が設定している場合があります。時間が表示されない場合は、そのサーバとユーザIDに対して1日あたりの接続時間制限は設定されていません。
アイテム
その接続に対して開かれているオブジェクトの数です。

ある接続に対応しているすべてのウィンドウを開かれた順番で前面に表示するには、一覧画面でその接続をダブルクリックしてください。
サーバからの切断


目的
操作
特定の接続は終了するが、クライアントは実行したままにする
この接続を使用しているウィンドウで[ツール]>[切断]を選択します。
または
この接続用に開いているすべてのウィンドウを閉じます。
または
[ツール]>[接続状況の一覧]を選択し、終了する接続を選んで[選択した接続を切断]をクリックします。
すべての接続を終了するが、クライアントは実行したままにする
[ツール]>[接続状況の一覧]を選択し、[すべて切断]をクリックします。
すべての接続を終了し、FirstClassクライアントも終了する
[ファイル]>[終了]を選択します。
または
基本設定で[切断したら終了する]を選択し、任意の接続から切断します。
572004_44255_0.png注意
この設定を有効にすると、他のサーバに接続しているか、または別のユーザアカウントで接続しているかを問わず、どの接続を切断してもクライアントは終了します。また、通知機能が動作しなくなります。

自動接続
FirstClassを起動したら[FirstClassログイン]フォームに入力しなくても自動的にサーバに接続されるように設定できます。これを行うには、自動ログイン用の設定ファイルを使用してFirstClassを起動する必要があります。
7202010_20004_0.png注意
セキュリティ上の理由から、この方法は、お使いのコンピュータを他のユーザが使うことがない環境でのみ使用することをお勧めします。
設定ファイルを設定するには、以下の操作を行ってください。
1 FirstClassを起動します。
2 [FirstClassログイン]フォームの[接続先]で、設定ファイルを選択するか、新しい設定ファイルの名前を入力します。
3 [設定]をクリックします。
4 [接続設定]フォームの[ユーザID]フィールドと[パスワード]フィールドが空白の場合は、これらのフィールドを更新します。
新しい設定ファイルの場合は、接続に必要な他のフィールドも更新してください。
5 [自動的にログイン]を選択します。
この設定ファイルを使用して自動的に接続するには、このファイルをダブルクリックするか、FirstClassの実行ファイルにドラッグしてください。
自動接続を無効にするには、[Ctrl]キー(Windows)または[Option]キー(Mac)を押しながら設定ファイルを開いてください。



設定ファイル:保存した接続情報の利用
設定ファイルについて
FirstClassは、サーバに接続するために必要な情報を設定ファイルに保存します。また、設定ファイルにはフォーム、画像、音声などFirstClassが使用するリソースも保存できます。Windowsの場合、設定ファイルの拡張子は必ず.fcになります。
FirstClassにはhome.fcという設定ファイルが含まれています。サーバからFirstClassクライアントをダウンロードし、指示に従ってインストールした場合、この設定ファイルにはサーバ名がすでに設定されています。
7202010_20004_0.png注意
home.fcを使用してサーバに接続し、初めて[ログイン]をクリックしたときに接続に成功した場合は、この接続を設定する必要はありません。設定に関する情報の参照が必要になるのは、home.fcの接続情報の変更が必要な場合か、別のサーバとの接続を設定したい場合のみです。
サーバにログインするために必要な情報が含まれた設定ファイルが、管理者から提供されている場合もあります。このような場合は、そのファイルをFirstClassの[Settings]フォルダに置いてください。
ログインフォームからの設定ファイルのクリア
さまざまな設定ファイルを選択、作成するにつれて、[FirstClassログイン]フォームの[接続先]に表示されるファイル名の一覧が大きくなります。この一覧が大きすぎて扱いにくくなった場合は、一覧からファイル名をクリアできます。一覧からクリアしても設定ファイルはFirstClassの[Settings]フォルダに残るので、クリア後も参照して選択できます。
[接続先]フィールドに表示される設定ファイル名をクリアするには、[接続先]フィールドからコンテキストメニューを開いて、[クリア]を選択してください。
マルチユーザコンピュータ向けの共有home.fc設定ファイルの提供
デフォルトではユーザが作成したすべての設定ファイルは、そのユーザの個人ユーザ領域にあるFirstClassの[Settings]フォルダに置かれます。このフォルダには、ユーザがクライアントを初めて実行したときに自動的に作成されるhome.fc設定ファイルが含まれます。
複数のユーザがいるコンピュータでFirstClassを実行している場合、コンピュータ管理者(FirstClass管理者ではなく、コンピュータに管理者としてログインするユーザ)は、そのコンピュータのすべてのユーザが使用するhome.fc設定ファイルを作成できます。
これを行うには、コンピュータ管理者はFirstClassクライアントを実行する最初のユーザになる必要があります。これにより、home.fcは管理者の個人ユーザ領域に置かれます。管理者はユーザIDやパスワードではなく、接続情報を保存します。home.fcの作成後、管理者は共有アプリケーション領域にあるFirstClassの[Settings]フォルダにそのファイルをドラッグすることができます。
他のユーザがあとでこのコンピュータを使う場合は、この設定ファイルを使用します。あるユーザがhome.fcを更新しても、更新された設定ファイルのコピーはそのユーザの個人ユーザ領域に置かれます。共有設定ファイルは変更されません。



セキュリティとFirstClassの接続
パスワードの変更
管理者からユーザIDとパスワードを与えられた場合は、セキュリティ上の理由から、そのパスワードを本人だけがわかるものに変更することをお勧めします。
推測が困難なパスワードを作成してください。また、数字と文字を組み合わせるようにしてください。自分の名前やユーザID、または誕生日、家族やペットの名前など、簡単に推測できる値は使用しないでください。
7202010_20004_0.png制限事項
FirstClassの設定方法によっては、入力する必要のある最小文字数が決まっていたり、数字と文字を組み合わせて使用する必要があったりする場合があります。また、パスワードの入力が全く必要ない場合もあります。パスワードを決める前に、どのような制限事項があるかを管理者に確認してください。
パスワードを変更するには、以下の操作を行ってください。
1 パスワードを変更するサーバにログインします。
2 [ツール]>[パスワードの変更]を選択します。
接続のセキュリティについて
FirstClassサーバに接続するときのセキュリティは、次の内容によって決まります。
・クライアント(FirstClassに送信するコマンド)とサーバ(送信したコマンドに対するFirstClassの応答)間でやり取りされるすべてのデータに適用される暗号化のレベル。
・ログイン時のユーザ認証(有効なユーザかどうかの確認)方法。
暗号化レベルの変更
同じ接続プロトコルを使用するすべての接続に適用するデータ暗号化レベルのデフォルトを変更するには、以下の操作を行ってください。
1 [接続方法の設定]フォームを開きます。

2 [詳細設定]タブの[暗号化]で目的のセキュリティレベルを選択します。
ある接続の[接続設定]フォームで[暗号化]を更新すると、この接続ではその暗号化設定がデフォルト設定に優先して適用されます。
暗号化接続([セキュア]または[CAST-128])を選択した場合は、接続するとステータスバーに鍵のアイコンが表示されます。
接続を[CAST-128]に設定している場合
暗号化が[CAST-128]に設定された接続を使用してサーバにログインする場合、サーバに初めて接続すると公開鍵に関するメッセージが表示されることがあります。これは、セキュリティの仕組みの一環です。これにより、自分のクライアントソフトウェアに接続するサーバが識別されます。使用すべき公開鍵がわかっている場合は、表示された鍵が正しいかどうかを確認してください。使用すべき公開鍵がわからない場合は、表示された値をそのまま了承してください。
7202010_20004_0.png注意
サーバでCAST-128接続をサポートできないという通知が表示された場合は、セキュリティレベルを[セキュア]に変更してください。
認証方法の変更
ログインの認証方法は管理者が決定します。ログインは、FirstClassサーバ(FirstClassセキュア認証)、リモートサーバ、またはその2つを組み合わせて認証されます。
ある接続に対して、リモートサーバでの認証によるログインを行いたくない場合は、その接続の[接続設定]フォームで[ユーザ認証時にFirstClassセキュア認証のみを使用]を選択してください。



接続の問題のトラブルシューティング
接続できない原因


考えられる原因
詳細
設定ファイルが正しく設定されていない
例えば、サーバドメイン名が間違っています。
適切な.fcpファイルがFirstClassの[FCP]フォルダにない
サーバが起動していない
サーバ上のすべてのセッションが使用中である
サーバが処理する同時接続の数に制限が設定されています。あとでもう一度試してください。
ネットワークインタフェースカード(NIC)が正しく設定されていないか、NICまたはケーブルに障害が発生している
NICの設定方法については、NICに付属のマニュアルを参照してください。

接続情報の記録
ユーザは、FirstClassクライアントとサーバ間の接続の状態を示すトレース情報を記録できます。この情報は、ユーザが1人でまたは管理者の手助けを得ながら問題解決を行う際に役立ちます。このログには、さまざまな接続イベントのトレース情報を記録できます。情報は、FirstClassクライアントのログファイルにある標準のログ情報に追加されます。
記録するトレース情報の指定
1 [FirstClassにログイン]フォームを開きます。
2 トレース情報を記録する接続の種類(Local Networkなど)を使用する設定ファイルが、[接続先]で選択されていることを確認します。
7202010_20004_0.png注意
トレース情報は、この接続の種類を使用する設定ファイルごとに記録されます。
3 [設定]をクリックして、[接続設定]フォームを開きます。
[接続方法]の値を参照すると、正しい接続方法を設定していることを確認できます。例えば、High-speed Internet接続のトレース情報を記録する場合、[接続方法]フィールドは[High-Speed Internet.FCP]でなければなりません。
4 [設定]をクリックします。
5 [接続方法の設定]フォームの[詳細設定]タブをクリックします。
6 [診断トレースのオプション]で、トレース情報を取得するイベントを選択します。
ログの生成
Windows
ログファイルを生成するには、[Windows]フォルダにあるFCIC.iniファイルの[FCSetup]セクションに次の行を追加してください。
debug=1
FCIC.logという名前のログファイルが、FirstClassのアプリケーションフォルダ内に作られます。次にFirstClassを起動したときには、このファイルは.oldの拡張子で保存されます(debug=1がまだ設定されている場合)。複数のログファイルを保存する必要がある場合は、次にFirstClassを起動する前に、それぞれのファイル名を固有の名前に変更してください。
Mac
ログファイルを生成するには、[Command]キー+[Option]キーを押しながらFirstClassを起動してください。生成されているログがオンラインでコンソールウィンドウに表示されます。
FirstClass.logという名前のログファイルが、~/Library/FirstClassフォルダ内に作られます。このログファイルは、ユーザが、[Command]キー+[Option]キーを使用してクライアントを起動するたびに上書きされます。ログ情報を上書きせずに保存するには、次にFirstClassを起動する前にログファイルの名前を変更してください。

 

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