テンプレートセットの選択
FirstClassのテンプレートは、単純な方法も複雑な方法までさまざまな方法で表示できます。可能であれば、エラーが表示されないようにするために、できるだけ簡単な方法を使用することをお勧めします。
インターネットサービスのデフォルト動作を利用したテンプレートの表示
注意
この方法では、テンプレートセットを1つだけ配置して[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームを設定しても、正常に動作しません。
ユーザは、自分のデスクトップを表示するためのテンプレートセットを([基本設定]フォームの[表示]タブで)変更し、[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームの設定より優先して適用させることができます。したがって、公開するサイトのコンテナ内には、4つのテンプレートセットがすべて存在している必要があります。テンプレートを1つでも削除すると、そのテンプレートを選択したユーザにはエラーメッセージが表示され、そのユーザは自分のアカウントでログインできなくなります。
[新規サイトの作成]フォームによるテンプレートの選択
[新規サイトの作成]フォームを使用して新しいWebサイトを作成する場合は、Webインタフェースを選択できます。この作業によって、選択したテンプレートセットだけが[.sitepref(サイトの基本設定)]フォームの[インタフェース]に指定されます。
[.templates]会議室を利用したカスタムテンプレートの表示
デフォルトのテンプレート構成(サイトのコンテナにあるすべてのテンプレートセット)は保持したまま、異なるテンプレートセットをデフォルトにしたい場合は、[.templates]コンテナ内のテンプレートを置き換えます。
置き換えには、以下の2つの方法があります。
・[.templates]コンテナ内のテンプレートを削除して、利用したいテンプレートに入れ換える
・[WWW]フォルダ内の[Template Sets]コンテナに新しいコンテナを作成し、その中に独自作成したテンプレートを保存する
テンプレートを置き換えるサイトのコンテナを開いて、[.templates]コンテナのエイリアスを削除します。[Template Sets]コンテナ内に作成した新しいコンテナのエイリアスをサイトのコンテナ内に作成して、名前を[.templates]に変更します。
どちらの場合も、[HeaderMatch]ドキュメントを再設定する必要はありません。デフォルトのインターネットサービスの動作により、[.templates]コンテナ内のテンプレートが自動的に表示されます。
[HeaderMatch]ドキュメントを利用したテンプレーセットの変更
[.templates]コンテナ以外のコンテナを使用して異なるテンプレートセットを表示する場合、またはサイトからテンプレートのコンテナを削除する場合は、[HeaderMatch]ドキュメントの内容を変更する必要があります。
警告
変更を行う前に、あらかじめ[HeaderMatch]ドキュメントについてよく理解しておいてください。少しでもエラーがあるとシステムが完全に損なわれる可能性があります。
[HeaderMatch]ドキュメントの設定例をいくつかご紹介します。
例
以下にコマンド例を示します。
・[.templates]フォルダ以外のすべてのテンプレートセットをサイトのコンテナから削除するには、以下のコマンド行をデフォルトのテンプレートセット部分のコードの前に追加します。
<サイト名>:SET .templates = "<.templates>"
・[mobile.templates]フォルダ以外のすべてのテンプレートセットをサイトのコンテナから削除するには、以下のコマンド行をデフォルトのテンプレートセット部分のコードの前に追加します。
<サイト名>:SET .templates = "<mobile.templates>"
・[simple.templates]フォルダ以外のすべてのテンプレートセットをサイトのコンテナから削除するには、以下のコマンド行をデフォルトのテンプレートセット部分のコードの前に追加します。
<サイト名>:SET .templates = "<simple.templates>"
・独自の名前(my.templatesなど)でテンプレートセットを作成または配置するには、以下のコマンド行をデフォルトのテンプレートセット部分のコードの前に追加します。
<サイト名>:SET .templates = "<my.templates>"
上記のように設定すれば、インターネットサービスは対象のテンプレートセットだけを表示するようになります。
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