ファイルタイプのプログラムへの関連付け
ファイルタイプのプログラムへの関連付け
MIME Typesファイルを最もよく利用するのは、ファイルタイプをプログラムに関連付ける場合です。Macintoshファイルのタイプ名とクリエータ名の標準的な長さは、どちらの半角4文字です。名前が4文字未満の場合は二重引用符("")で囲み、文字のない部分に空白を入れてください(例:「mp3」)。
利用できるMIMEタイプのデータがない場合、インターネットサービスは、FILETYPESの登録内容に基づいて、そのファイル拡張子を該当するMacintoshファイルのタイプ名とクリエータ名にマッピングします。FILETYPESには、よく知られている拡張子、タイプ名とクレータ名、およびアイコンIDの一覧があらかじめ登録されています。MIME Typesドキュメントに対応する情報がない場合は、代わりにこのFILETYPESが使用されます。
アイコンのファイルへの関連付け
FILETYPESの一覧表には、多くのファイル拡張子に適用されるデフォルトのアイコンIDが登録されています。MIME Typesドキュメントの該当する行の末尾に新しいアイコンIDを登録すると、その設定がデフォルト設定より優先的に適用されます。
例えば、Microsoft Wordに割り当てるアイコンIDを、デフォルトの9620ではなく1234にしたい場合は、以下のようにMIME Typesドキュメントの該当する行を編集できます。
application/msword W6BN MSWD .doc 1234
MIME Typesファイルの構文
MIME Typesファイルの基本構文は以下の通りです。
MIMEタイプ/サブタイプ<タブ>Macタイプ<タブ>Macクリエータ<タブ>ファイル拡張子[<タブ>添付アイコンID]
このうち、
MIMEタイプは、ファイルのタイプです。
サブタイプは、ファイルのサブタイプです。
<タブ>は空白です。
Macタイプは、Macファイルのタイプ名です。
Macクリエータは、閲覧ソフトの種類です。
ファイル拡張子は、このファイルの拡張子です。
添付アイコンIDは、デフォルトのアイコンIDより優先的にこのファイルタイプに適用させるアイコンIDです。
以上の構文に従うと、標準のMIMEタイプの登録内容は以下のようになります。
text/html<タブ>text<タブ>MSIE<タブ>.html
この登録によって、.html拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
動画ファイルの場合は、MIME Typesファイルに以下のようなコード行を登録できます。
video/mpeg MPEG mMPG .mpeg
この登録によって、.mpeg拡張子を持つすべてのファイルが直接ブラウザに送信されるようになります。
MIMEタイプの構文では、すべての変数を記述するに越したことはありませんが、最も重要な変数はMIMEタイプ、サブタイプ、およびファイル拡張子です。この3つの内容は、MIMEタイプのコードを機能させるために登録する必要があります。Macタイプ変数とMacクリエータ変数には、以下のように疑問符(?)を入力できます。
audio/basic ???????? .snd
この登録では、基本的な音声ファイルに.snd拡張子を指定していますが、MacタイプとMacクリエータは特に指定しないため、疑問符(?)を入力しています。
MIME Typesファイルには、GIFファイルやPostScriptファイルなどあらかじめ多くのMIMEタイプが定義されていますが、行を追加して独自に定義することもできます。よく使用されるファイル拡張子には、以下のようなものがあります。
・.shtml、.shtm、.shm、.inc
・.swm、.swmls、.wml
・.png、.pict、.bmp
・.txt
・.css
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