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プロトコルとドメイン別のクラスタリング
プロトコルとドメイン別のクラスタサービス
プロトコルとドメインを組み合わせてインターネットサービスをクラスタ化できます。以下の例では、従業員と顧客が利用するHTTPサービス、FTPサービス、およびメールサービス（SMTP）を分離することにしました。合計で4台インターネットサービス用マシンを使用して、ドメインとプロトコルを組み合わせたクラスタを設定します。
   ヒントこのクラスタ設定を行うために使用するシステムのフォームは、以下の通りです。
元のインターネットサービス
・［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォーム
・［ゲートウェイの設定］フォーム
すべてのクラスタサービス
・［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォーム
・［ゲートウェイの設定］フォーム
3つのクラスタサービスの新規作成
まず、以下の3つの新しいクラスタを作成します。
・C Dir Services Config
・C Web Services Config
・E Web & Dir Services Config
クラスタサービスの作成と同じ手順で作成します。
 注意基本的なクラスタサービスの作成手順で説明されていないフィールドは空白にし、空白になっていない場合はクリアしてください。
この設定では、元のインターネットサービスがすべての従業員のメールとニュースをルーティングし、また顧客のメールサービスをサポートします。
［Clustered Services］フォルダは下図のようになります。
 顧客のWeb用サービスクラスタの設定
次に、以下の手順に従って顧客のWeb用クラスタを設定します。
1 ［C Web Services Config］フォルダを開きます。
2 ［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォームをダブルクリックします。
3 ［全般］タブの［プライマリドメイン名］にプライマリサーバの名前を入力し、［プライマリDNS］と［Postmaster宛メールの受信者］に必要な内容を入力します。
4 ［Web］タブで、［HTTPを有効にする］にチェックを入れ、［Web（HTTP）サーバのドメイン名］にWebサーバ名（例えば、www.huskyplanes.com）を入力します。
5 ［ファイル］タブで、［FTPを有効にする］にチェックを入れ、［FTPサーバのドメイン名］にFTPサーバ名（例えば、ftp.huskyplanes.com）を入力します。
6 ［サービス］タブの［アカウント名］に、（C Web Servicesなどの）ゲートウェイ名を入力します。
この名前は、［C Web Services］ゲートウェイのフォームの［メイン］タブにある［サービス名（アカウント名）］と同じ内容にする必要があります。
7 他のタブのフィールドをすべて空白にします。
ディレクトリ用サービスクラスタの設定
次に、以下の手順に従って、ディレクトリ用サービスクラスタを設定します。
1 ［C Directory Services Config］フォルダを開きます。
2 ［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォームをダブルクリックします。
3 ［全般］タブの［プライマリドメイン名］にプライマリサーバの名前を入力し、［プライマリDNS］と［Postmaster宛メールの受信者］に必要な内容を入力します。
4 ［ディレクトリ］タブで、［LDAPを有効にする］を選択します。
注意［ディレクトリの詳細設定］フォームの［LDAP］タブを使用すると、LDAPでSSLを有効にできます。セキュリティ証明書の作成についての詳細は、「SSL証明書について」を参照してください。
5 ［サービス］タブの［アカウント名］に、（C Directory Servicesなどの）ゲートウェイ名を入力します。
この名前は、［C Directory Services］ゲートウェイのフォームの［メイン］タブにある［サービス名（アカウント名）］と同じ内容にする必要があります。
従業員のWebディレクトリ用クラスタの設定
次に、以下の手順に従って従業員のWeb用クラスタを設定します。
1 ［E Web & Dir Services Config］フォルダを開きます。
2 ［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォームをダブルクリックします。
3 ［全般］タブの［プライマリドメイン名］にプライマリサーバの名前を入力し、［プライマリDNS］と［Postmaster宛メールの受信者］に必要な内容を入力します。
4 ［Web］タブで、［HTTPを有効にする］にチェックを入れ、［Web（HTTP）サーバのドメイン名］に従業員用のWebサーバ名（例えば、www.employee.huskyplanes.com）を入力します。
5 ［ファイル］タブで、［FTPを有効にする］にチェックを入れ、［FTPサーバのドメイン名］にFTPサーバ名（例えば、ftp.employee.huskyplanes.com）を入力します。
6 ［ディレクトリ］タブをクリックします。
7 ［LDAPを有効にする］にチェックを入れます。
8 ［サービス］タブをクリックし、［アカウント名］に（E Web & Dir Servicesなどの）ゲートウェイ名を入力します。
この名前は、［E Web & Dir Services］ゲートウェイのフォームの［メイン］タブにある［サービス名（アカウント名）］と同じ内容にする必要があります。
元のインターネットサービスのメールを許可
次に、以下の手順に従って元のインターネットサービスを設定します。
1 元の［Internet Services］フォルダを開きます。
2 ［Basic Internet Setup（インターネットの基本設定）］フォームをダブルクリックします。
3 ［全般］タブに入力されている情報が正しいことを確認します。
4 ［メール］タブで、［SMTPを有効にする］［POP3を有効にする］および［IMAP4を有効にする］にチェックを入れます。
5 ［SMTPサーバのドメイン名］に、従業員用のメールサーバ名を入力します。
6 ［サービス］タブをクリックし、［アカウント名］に（Internetなどの）ゲートウェイ名を入力します。
この名前は、［Internet］ゲートウェイのフォームの［メイン］タブにある［サービス名（アカウント名）］と同じ内容にする必要があります。
注意［Internet］ゲートウェイのフォームの［サービス名（アカウント名）］と［アカウント番号（ユーザID）］は、すでに入力されているはずです。
各ゲートウェイの設定
最後に、すべてのゲートウェイを各サービスで利用できるように設定します。
1 ［C Dir Services］ゲートウェイのフォームを開きます。
2 ［ディレクトリ］タブの［このサービスを以下のグループに許可］欄に、顧客の所属するグループを入力します。
3 ［C Web Services］ゲートウェイのフォームを開きます。
4 ［ディレクトリ］タブの［このサービスを以下のグループに許可］欄に、顧客の所属するグループを入力します。
5 ［E Web & Dir Services］ゲートウェイのフォームを開きます。
6 ［ディレクトリ］タブの［このサービスを以下のグループに許可］欄に、従業員の所属するグループを入力します。
7 ［Internet］ゲートウェイのフォームを開きます。
8 ［ディレクトリ］タブの［このサービスを以下のグループに許可］欄に、従業員の所属するグループを入力します。
最後に、DNSサーバでドメイン名とMXレコードを設定します。
これで、異なるドメインで別々のサービスが利用できるインターネットサービスクラスタが作成されました。
詳細情報
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