FirstClassアップデートの利用
FirstClassアップデートについて
FirstClassアップデートは、(Open Text社のFirstClass部門が運営する)FirstClassアップデートサーバに毎日接続し、新しいソフトウェアを[FC Update Service]コンテナ(以前の[FC Control])にダウンロードする作業を自動で行うユーティリティです。この作業は、サーバ間ゲートウェイを介して実行されます。
FirstClassアップデートを使用すると、FirstClassのソフトウェアとシステムを最新の機能やパッチで常に新しい状態に保つための作業が軽減されます。また、ソフトウェアの更新を管理者用デスクトップから直接管理できるようになります。
FirstClassアップデートは、安全性の高いパスワードで保護された双方向のゲートウェイを自動的に確立します。パスワードは必要に応じて変更できますが、初回の接続時に強固なパスワードがサーバによって生成されるため、変更の必要はありません。パスワードの生成後、FirstClassアップデートは、FCP暗号を使用して、510番ポートでお使いのサーバからupdates.firstclass.comへ送信接続を毎日実行します。
サーバのアップデート
ほとんどの場合、サーバのアップデートは数秒程度で完了し、ダウンタイムはありません。
変更を適用して、コンテンツやライセンスを保存するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者デスクトップの[FC Update Service]コンテナを開きます。
2 目的のアップグレードに対応したドキュメントを選択します。
3 [更新の適用]をクリックします。
4 アップグレードが正常に行われたことを確認します。
実行ファイルを適用するには、以下の手順に従ってください。
1 管理者デスクトップの[FC Update Service]コンテナを開きます。
2 オブジェクトを開き、実行ファイルをダウンロードします。
3 アップグレードが正常に行われたことを確認します。
ゲートウェイ設定の変更
デフォルトでは、ゲートウェイは、サーバのタイムゾーンの時間で毎日午前4~5時の間にFirstClassアップデートサーバに接続するように設定されています。管理者は、ご利用の組織のニーズに合わせてこの時間を変更できます。
また、パスワードも変更できます(ただし、変更する必要は特にありません)。パスワードのフィールドに何も入力されていない場合は、パスワードジェネレータによって次回の接続時に両方のサイトでパスワードが自動的に作成されます。また、どちらかのサイトにパスワードが入力されている場合は、もう一方のサイトでパスワードが設定されます。
アップデートの無効化
便利なFirstClassアップデートを使用することを強くお勧めしますが、必要に応じてアップデートを中止し、ゲートウェイの[スケジュール]タブでスケジュールを無効にできます。これによって手動接続が可能になりますが、後でスケジュールを復元することもできます。
注意
ゲートウェイを削除することはお勧めしません。ゲートウェイを削除すると、後でアップデートを再有効化することが難しくなります。削除する代わりに、上記の方法で無効化するようにしてください。
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