ユーザグループの権限について
ユーザグループとユーザ権限の設定方法
FirstClassでは、ご利用になる組織に合わせて、ユーザの権限をカスタマイズできます。権限は、すべてのユーザに対して、またはユーザグループやユーザごとに権限を設定できます。これにより、それぞれのユーザやユーザグループのニーズに合わせた柔軟なシステムを構築できます。権限設定は、FirstClassの重要な機能です。ディレクトリの閲覧制限を効果的に利用すれば、安全かつ安定した共同作業環境を構築するのに役立ちます。
権限の種類とその設定方法は複雑に見えるかもしれませんが、実際には2、3の決まりに従って作業を行うだけで設定できます。まず、[ユーザ情報]フォームを見て、登録されているユーザグループの一覧を確認してみることにします。システムを作成したばかりでまだユーザが登録されていない場合を想定して、管理者アカウントの情報を見てみることにしましょう。
1 [管理]>[ディレクトリの一覧]を選択します。
2 [検索]フィールドに「Admin」と入力します。
3 [検索方法]で「名前」を選択します。
4 [レギュラーユーザ]を選択します。
5 [検索]ボタンをクリックします。
6 見たいエントリ(ここではadministrator)を選択して、[編集]ボタンをクリックします。
7 [ユーザグループ/ディレクトリ]タブを選択します。
管理者は、デフォルトでは[Regular Users]グループに所属しています。ただし、ご利用のシステムにログインするどのユーザも[All Users]グループに所属します。
すべてのユーザが[All Users]グループに所属しているので、システム全体にわたって権限を設定するには、[All Users]グループを利用するのが最も簡単な方法です。もう1つの方法として、ユーザのクラスを表すユーザグループの権限とモデルデスクトップを利用して、ユーザが閲覧できる内容を調整できます。すべてのユーザは[Regular Users]グループか[Remote Users]グループに所属します。したがって、この2つのグループの設定を変更すれば、すべてのユーザの権限を調整できます。
FirstClassでは、各ユーザの権限は以下の順序で上位の設定が下位の設定に上書きされながら適用されます。
・システムプロファイル
・[All Users]グループ
・クラスを表すユーザグループ([Regular Users]グループまたは[Remote Users]グループ)
・[このユーザが所属するグループ]フィールドに追加したユーザグループの表示順
・[ユーザ情報]フォーム
注意すべき点は以下の通りです。
・[ユーザ情報]フォームのすべての設定が、それ以前の設定より優先して適用されます。
・ユーザの所属グループは、下に追加したものが優先されます。
したがって、ユーザグループを登録する順序に注意してください。[グループ権限]フォームのチェックボックスは、設定が有効または無効に変更されたか、または以前のままであるかを3種類の表示方法で表しています。[ユーザ情報]フォームには2つのチェックボックスがあります。1つは設定を変更するために使用し、もう1つは現在の設定を表示するためだけのものです。[ユーザ情報]フォームで、各ユーザが実際に持っている権限を確認できます。
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