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Windowsでのインストールと設定



FirstClassサーバとインターネットサービスのインストール
FirstClassサーバとインターネットサービスは、別々のマシンにインストールすることも、1つまたは複数のプロセッサを搭載した同じマシンにインストールすることも可能です。インストールの最低要件はリリースノートに記載されていますが、システムの実際のパフォーマンスは、ハードウェアの性能とシステムの利用頻度によって異なることにご注意ください。
FirstClassサーバとインターネットサービスを別々のマシンにインストールする場合は、性能の高い方のマシンでインターネットサービスを実行することをお勧めします。
FirstClassサーバをインストールするには、インストール用CDを挿入するかインストールプログラムを実行し、画面の指示に従ってください。
FirstClassサーバのインストール中に、FirstClassサーバとインターネットサービスのどちらかをインストールするのか、両方をインストールするのかを尋ねる画面が表示されます。
・FirstClassサーバとインターネットサービスを同じマシンにインストールする場合は、[FirstClass server and Internet Services]のオプションを選択してください。
・FirstClassサーバとインターネットサービスを異なるマシンにインストールする場合は、まず[FirstClass server only]のオプションを選択してFirstClassサーバをインストールしてください。インターネットサービスのインストールは、他のマシンで同じようにインストール作業を開始します。画面が表示されたら[FirstClass Internet Services only]のオプションを選択してください。



サーバの起動とログイン
システム管理作業を行うには、サーバからであろうとクライアントからであろうと、FirstClassサーバが実行されていなければなりません。管理者が行う管理作業の大半は、クライアントソフトウェアで管理者としてログインして行います。
サーバの起動
FirstClassサーバのアプリケーションは、[FCServer]フォルダ内にあります。実行ファイル名はfcs.exeまたはfcs64.exeで、インストールしたマシンのデスクトップに以下のようなアイコンが表示されています。
32204_23516_6.png
このアイコンか実行ファイルをダブルクリックして、FirstClassサーバを起動してください。
また、Windowsのスタートメニューから[プログラム]>[FirstClass Server]を選択して起動することもできます。
管理者としてログイン
FirstClassをインストールすると、管理者用の特別なユーザアカウントが作成されます。
・ユーザIDは「admin」です。
・パスワードは「admin」です(必ず変更してください)。
・ユーザ名は「Administrator」です。
4272004_110434_1.png注意
ご利用のシステムのセキュリティを守るため、この管理者アカウントのパスワードはログイン後すぐに変更してください。変更するには、[ツール]>[パスワードの変更]を選択します。変更したパスワードは誰にも知られないようにしてください。接続設定ファイルにパスワードを保存しないことをお勧めします。
81203_40013_5.png警告
管理者アカウントの名前、パスワード、ユーザIDは、変更することはできますが、絶対に削除しないでください。削除してしまうと、管理者としてログインできなくなるため、サーバの再インストールが必要になります。管理者の方は、管理作業ではない個人的な作業を行うための個人用アカウントを作成して利用することをお勧めします。
Webベースのクライアントで管理者アカウントにログインすることもできますが、すべての管理作業を行うには、FirstClassクライアントソフトウェアを使用しなければなりません。



サーバとライセンスの登録
初めて管理者としてログインすると、オンライン登録フォームが自動的に表示されます。何らかの理由でこのフォームをもう一度開く必要がある場合は、管理者デスクトップにある以下のアイコンをクリックしてください。
5122008_64459_0.jpg
このフォームに必要事項をご記入の上、Open Textまでお送りいただくと、ソフトウェアやマニュアルのアップデート版をオンラインで取得したり、弊社のお客様用会議室で技術的な質問をしたりできるようになります。入力が完了したら、あらかじめ設定されている宛先にメールでお送りいただくか、このフォームを印刷して本文に記載の送付先に郵送してください。
フォーム上のすべてのフィールドに入力する必要はありません。また、いくつかのフィールドはあらかじめ入力されています。必須入力事項ではないフィールドについては、フォーム上で説明しています。このフォームを送信すると、そのコピーがデスクトップ上に保存されるため、後で内容を確認できます。
登録フォームをお送りいただきましたら、弊社のオンラインシステムにアクセスしてお客様用会議室を利用するのに必要な情報を弊社よりお送りいたします。



[システムプロファイル]フォームの設定
サーバをインストールして管理者としてログインしたら、システムプロファイルの設定を行ってください。このフォームにある大半のフィールドには、インストール作業時に入力した情報がすでに設定されています。
システムプロファイルを開くには、[管理]>[システムプロファイル]を選択してください。
このフォームのヘルプを見るには、このフォームがアクティブな状態で[F1]キーを押してください。



[FCServer]フォルダ
[FCServer]フォルダには、FirstClassサーバのアプリケーション、およびすべての補助ファイルが保存されています。
インターネットサービスをFirstClassサーバと同じマシンにインストールした場合は、インターネットサービスもこのフォルダに保存されます。異なるマシンにインストールした場合は、インターネットサービスはインターネットサービスをインストールしたマシンの[FCServer]フォルダに保存されます。
このフォルダには、以下のようなフォルダやファイルが含まれています。
・FCS64.exe
FirstClassサーバの実行ファイルです。
・FCSLang.rez
FirstClassの言語リソースファイルです
・Admin.fc
管理者としてサーバにログインすることができる設定ファイルです。
・FCP
FCPファイルが保存されているフォルダです。FCPは、FirstClassクライアントやモジュールと、FirstClassサーバとの間の通信に使用されるプロトコルです。
・FCPUtil.exe
FCPUtilアプリケーションの実行ファイルで、一部のWindowsアプリケーションを自動化するために使用します。
・Statsファイル
毎日午前0時に作られる統計値ファイルが保存されるフォルダです。
・dbghelp.dll
Microsoftのデバッグツールです。
・[IndexExtensions]フォルダ
FirstClass以外のファイル(DOC、PDF、XLS、PPTなど)用のインデクサが保存されています。

Internet Services
インターネットサービスをこのマシンにインストールした場合は、以下のフォルダやファイルも[FCServer]フォルダ内に保存されます。
・fcintsrv64.exe
インターネットサービスの実行ファイルです。
・INETSVCS.FC
インターネットサービスの設定ファイルです。
・cgi-bin
CGI用のフォルダです。必要に応じて利用します。インターネットサービスの管理者が、このフォルダ内にファイルを作成します。詳細は、インターネットサービスのオンラインヘルプを参照してください。



WindowsのサービスとしてFirstClassを実行
FirstClassサーバとインターネットサービスをWindowsのサービスとして実行するよう設定できます。この設定を行うと、FirstClassサーバとインターネットサービスは、Windowsマシンの起動および終了時に自動的に起動、終了するようになります。Windowsマシンをログオフするだけでは、FirstClassサーバとインターネットサービスは終了せず、通常通りに動作し続けます。これによって、FirstClassのシステムのセキュリティが高まります。
FirstClassサーバとインターネットサービスを同じWindowsマシンにインストールすると、FirstClass Servicesというコントロールパネルアプレットが自動的に[System32]フォルダ内に作成されます。コントロールパネルから[FirstClass Services Options]フォームを開くことができます。
FirstClass Servicesは以下のようなアイコンで表示されます。
2222010_113041_0.png
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[FirstClass Serve]タブと[Internet Services]タブは、実行するモジュールを除いてほとんど同じ内容です。
Only run as a Windows service
ユーザが実行ファイルを直接起動してFirstClassサーバとインターネットサービスを実行できないようにする場合にチェックしてください。これにより、Windowsをシャットダウンしたときにサーバやインターネットサービスが誤って不正終了させられないようにします。サーバやインターネットサービスがWindowsサービスとして実行されていれば、Windowsのシャットダウン時に正常に終了されます。
Only use event Log when running as a service
FirstClassサーバとインターネットサービスを手動で起動したときにはイベントログへのイベントログの書き込みを停止させたい場合にチェックしてください。
[Install Service]ボタン
Windowsのサービスとして実行する場合にクリックしてください。FirstClassサーバとインターネットサービスは、(スタートメニューの[スタート]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]で表示される)サービスの一覧に表示され、そこで開始および停止できるようになります。[Only run as a Windows service]をチェックしないでFCS.exeやfcintsrv.exeを直接起動すれば、FirstClassサーバやインターネットサービスを以前と同じく通常のアプリケーションとして実行できます。
06092010_122716_1.png注意
FirstClassのインターネットサービスをサービスとして実行するには、必要なレジストリキーが設定されるように一度はインターネットサービスを起動しておいてください。
[Unistall Service]ボタン
Windowsのサービスの一覧から削除する場合にクリックしてください。
Make IS dependent on FCS([Internet Services]タブのみ)
インターネットサービスの起動がFirstClassサーバの起動に依存するようにしたい場合にクリックしてください。
Windows Event Log Level
取得したいログの範囲を選択してください。詳細については、下の「Windowsイベントログへの対応」の項目を参照してください。
Windowsイベントログへの対応
FirstClassのログファイルの記述はWindowsのイベントに対応しており、危険度の区分、標準のFirstClassエラー番号、および内容が記載されています。[FirstClass Services Options]フォームでは、FirstClassのメッセージがWindowsのイベントに記録する危険度の範囲を設定できます。危険度の範囲は以下の通りです。
FirstClassが生成するエラーメッセージの区分ごとの例
Information:通常は記録されないエラーです。対象となるエラーは以下の通りです。
1035 Invalid password.(パスワードが不正です)
1003 No such user.(該当するユーザがありません)
1040 Can’t forward(転送できません)
1036 Can’t reply(返信できません)
1049 Daily time limit exceeded.(1日あたりの接続時間制限に達しました)
1053 Logins are disabled(ログインが無効です)
1080 Name already in use.(すでに使用されている名前です)
1084 Warning, the object you have opened is in use by another user.(警告。今開いたオブジェクトは他のユーザが使用中です)
1093 要求がディスク領域の割り当てを超えたため、要求を完了できません。ファイルをいくつか削除して、もう一度実行してください。
1096 メッセージを読むまで、その機能を実行することはできません。
Warning:重大なエラーです。対象となるエラーは以下の通りです。
1044 Server not found.(サーバが見つかりません)
1027 Comm Link has failed.(通信リンクが失敗しました)
1061 Modem has dropped the connection.(モデムの接続が中断されました)
1092 Server session memory limit reached.(サーバのセッションメモリが限界に達しました)
Error:他のすべての重大なエラーです。
FirstClassのエラーメッセージについては、管理者用ヘルプの「トラブルシューティング」セクションにある「エラーメッセージ」を参照してください。
イベントログを表示するには、Windowsに標準で備わっているイベントビューアを使用してください。イベントビューアは、タスクバーから[プログラム]>[管理ツール]>[イベント ビューア]を選ぶと表示されます。左ペインで[アプリケーション]を選択してください。FirstClassサーバのイベントは、[ソース]列に「FCS」と表示されているものです。FirstClassサーバのエラーコード(1027、1035など)は、必要に応じて[イベント]列に表示されます。
WindowsのユーティリティによるFirstClassサーバの動作
サービスとしてインストールすると、以下のWindows.NETコマンドを利用してサーバを起動、終了できるようになります。
NET START FCS
NET STOP FCS
PAUSEコマンドとCONTINUEコマンドは、ネットワークストアのミラーリングに対応します。
NET PAUSE FCS
NET CONTINUE FCS
NET CONT FCS
FCPUtilを使用することもできます。
追記事項
FirstClassサーバやインターネットサービスをWindowsのサービスとして実行すると、Windowsマシンの起動時にFirstClassサーバやインターネットサービスも自動的に起動します。Windowsマシンは、ログイン状態である必要はありません。起動していてもログイン状態でなければ、そのマシンにデスクトップは表示されず、ログイン中のユーザは存在せず、Windowsやその他のインタフェースも表示されません。しかし、FirstClassサーバやインターネットサービスは正常に動作します(FirstClassのユーザのログイン、ログアウトを自動的に認識し、適切な処理を行います)。Windowsのサービスとして実行しない場合、FirstClassサーバをインストールしたWindowsマシンからユーザがログオフすると、FirstClassサーバやインターネットサービスは高速シャットダウンを行います。Windowsのサービスとして実行している場合は、大きな変化は起こりません。ただし、もちろんサーバコンソールはログアウト後には見られなくなります。しかし、閉じてしまったわけではないため、再度Windowsにログインするとコンソールはまた表示されます。
FirstClassの機能をフルに活用するには、FirstClassがインタラクティブサービスとして動作するよう設定しなければいけないことにご注意ください。[FirstClass Services Options]で[Install Service]ボタンをクリックすると、FirstClassがインタラクティブサービスとして機能するように自動設定されます。そのように設定されているのか判別できない場合は、[Uninstall Service]ボタンをクリックしてからもう一度[Install Service]ボタンをクリックし、FirstClassサーバのWindowsサービス用の設定をデフォルトに戻すのが確実です。また、以下の手順を行えば、標準のWindowsサービス一覧画面から設定内容を確認して、設定を変更できます。
1 コントロールパネルを開きます。
2 [管理ツール]をダブルクリックし、[サービス]を開きます。
3 FirstClass serverを選択します。
4 [全般]タブの[開始]ボタンをクリックします。
5 インタラクティブサービスとして動作させるには、[ログオン]タブで「デスクトップとの対話をサービスに許可」を有効にしてください。
この同じタブで、FirstClassサービスが特定のWindowsユーザアカウントだけで実行されるように設定できます。ただし、そのような設定はお勧めしません。「ローカルシステムアカウント」を選択し、上述の「デスクトップとの対話をサービスに許可」を有効にしてください。


 

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