株式会社エフ・シー・マネジメント

メール

メールはFirstClassの基本的なアプリケーションで、あらゆるユーザにとって必須です。管理者は、ユーザのメール利用を禁止したり、インターネットを利用したメール送信を禁止したりするなど、ユーザが利用できる機能を制限することができます。このような制限がかけられていても、FirstClassシステム内で会議室などに投稿する際には、メールアプリケーションが使われます。これは、ユーザが送信するすべてのメッセージのコピーがそのユーザのメールボックスに保存されるためです。

カレンダー

すべてのユーザおよびユーザグループがカレンダーを利用できるように設定されていれば、ユーザは自分のカレンダーを共有し、他のユーザに予定への参加を依頼できます。ユーザがカレンダーを利用できないように設定されている場合は、自分のスケジュール管理に限ってカレンダーを利用できます。

コンタクト

どのユーザにも自分用のコンタクトフォルダが与えられ、デスクトップに表示されます。コンタクトを利用できるよう設定されていれば、ディレクトリに登録されているユーザと同じ要領で、ユーザは自分のコンタクトに登録したユーザをメールの宛先に設定できます。このアプリケーションが利用できないように設定されていても、自分がよく使う連絡先を登録するためのコンテナとして利用できます。

ドキュメント

すべてのユーザが、新しいドキュメントを利用できます。ユーザは、このアプリケーションを使用して、FirstClassドキュメントを作成、保存できます。

ストレージ

すべてのユーザが、新しいストレージを利用できます。ユーザは、自分が使用するファイルをこのフォルダに保存できます。アップロードしたファイル、FirstClassのオブジェクトやWebサイトへのリンク、FirstClassのドキュメント、メッセージなど、あらゆるファイルが保存可能です。

ごみ箱

ユーザが削除したオブジェクトや有効期限切れになったオブジェクトは、管理者が［グループ権限］フォームの［制限］タブで設定した期限が来るまでごみ箱に保存されます。この保存期間を設定する際は、［All Users］グル―プで必要最低限の期間を設定し、ユーザが所属するそれ以外のユーザグループで必要な期間に延長することをお勧めします。ユーザは、アイテムの削除を取り消してごみ箱にあるアイテムを復活させることができます。また、アイテムをごみ箱から他のフォルダにドラッグして削除を取り消すこともできます。

会議室

すべてのユーザが会議室エリアにアクセスできます。管理者は、ユーザに利用を許可する会議室を選んで、この会議室エリアに配置することができます。この方法は、すべてのユーザに利用を許可する標準的な会議室を公開する場合に便利です。

ワークスペース

ワークスペースはユーザが作成するスペースで、プロジェクトやアクティビティの管理、ファイルやドキュメントの共有など、さまざまな用途に利用できます。［ワークスペースの共有］権限が与えられたユーザは、他のユーザをワークスペースに参加させ、そのワークスペースを共有できます。［ワークスペースの共有］権限を与えられていないユーザでも、ワークスペースで自分のプロジェクトを作成、整理することができます。ただし、ワークスペースに参加者を追加することはできません。

チャット

［チャットルームの作成］権限が与えられていない場合、ユーザはチャットを開くことはできますが、他のユーザをチャットに招待することはできません。

Webページ

ユーザは、自分のWebサイトを作成して、標準的なWebページやブログはもちろん、ポッドキャストなども簡単に公開することができます。ここで作成したコンテンツは、ユーザが［Webサイトの公開］権限を与えられていれば、インターネットサービスのはたらきによって、すぐにブラウザで閲覧できる状態に変換されます。この権限が与えられていない場合ユーザでもコンテンツを作成できますが、そのコンテンツをWebで公開することはできません。

ブックマーク

ユーザは、ブックマークを利用して、FirstClassやWebコンテンツのブックマークやお気に入りを保存、管理することができます。ブックマークは、すべてのユーザが利用できます。FirstClass 8.3では、Webブラウザから直接ブックマークをインポートできる機能が追加されています。

ヘルプ

ヘルプアプリケーションには、FirstClassのユーザが行う数多くの基本的な作業に関する説明を掲載した、ヘルプファイル一式が組み込まれています。ヘルプの内容を追加したい場合は、管理者デスクトップ上の［ヘルプ］フォルダにドキュメントを作成して追加できます。ヘルプを見るには、メニューバーで［Help］＞［ヘルプ目次］を選択するかＦ１キーを押します。ヘルプは、すべてのユーザがいつでも利用できます。