製品情報

FirstClass 8.3の新機能

インタフェースの基本構成

これまで、FirstClassのユーザインタフェースの基本構成は、WindowsやMacintoshなどのOSによく似たグラフィカルな デスクトップ画面でした。ユーザには仮想の「デスクトップ」が与えられ、そこにさまざまなアプリケーションやファイルが搭載されていました。各アプリケー ションやファイルはアイコンで表され、ユーザはそのアイコンをデスクトップ上の好きな位置に配置できました。ユーザは、アイコンをダブルクリックするだけ でアプリケーションやファイルを起動したり開いたりすることができました。

また、数年前から「エクスプローラ表示」モードが新しく追加され、ユーザは複数のペインで構成されたウィンドウをデスクトップの代わりに利用で きるようになりました。これによって数多くのファイルやフォルダを一覧表示できるようになったため、より効率的な操作が可能になりました。しかし、たいて いの場合、このモードを利用するのは大量の情報をすばやく扱える機能を重視する上級ユーザだけでした。また、残念ながら、このモードには FirstClassデスクトップのグラフィカルな画面がもたらす利点を損なうという欠点がありました。

近年、デスクトップ型にはない機能を持つ以下のようなユーザインタフェースを使いこなすコンピュータ利用者が多くなってきました。

  • アプリケーション間やWebサイト間を行き来する機能や、新しいアプリケーションをすぐに起動できるお気に入り機能を備えたブラウザ型インタフェース。
  • Microsoft Outlookや、Lotus Noteなど普及率の高いグループウェアが提供しているような、複数のアプリケーションを1つのウィンドウ内で実行できるコミュニケーション型インタフェース。

FirstClass 8.3では、これまでのデスクトップ型インタフェースを搭載するだけでなく、そのインタフェースをシームレスに拡張し、コミュニケーション型とブラウザ型 の考え方を取り入れました。具体的には、これまでの「エクスプローラ表示」モードをやめ、ボタンをクリックして表示・非表示の切り替えができるナビゲー ションペインを新しく採用しました。このナビゲーションペインには起動バーが組み込まれ、FirstClassの主要なアプリケーションがすばやく起動で きるようになっています。また、「戻る」ボタンと「進む」ボタンを追加し、ユーザが作業中に画面を簡単に戻したり進めたりできるようにしました。さらに、 ブックマークを見やすく使いやすいように改良し、FirstClassのコンテンツやWebのコンテンツにすぐアクセスできるようにしました。

あらゆるユーザが、このように機能強化された強力なFirstClassデスクトップを利用することができます。また同時に、ナビゲーションペ インとブラウザ風の使い慣れたインタフェースを利用して、FirstClassの持つさまざまなアプリケーションを簡単に切り替えて使うことができます。

ページトップへ